思春期の子どもが
よく言う言葉があります。
「やることない」
こちらからすると、
え?
やることないの?
宿題あるよね?
部屋も片付いてないよね?
と言いたくなる。
でも、この言葉。
そのまま受け取ると
少しズレることがあります。
今日は春休みの時期なので
思春期の言葉について。
思春期の「やることない」は、
本当にやることがないわけではない
場合が多いです。
むしろ逆で、
やりたいことがある状態
の時に出てくる言葉。
実は、
「やりたいこと」がある人しか
「やることない」という発言には
ならないのです。
やりたいことがある。
すごくやりたい。
完璧にやりたい。
でも怖い。
思春期って、
本気出すのが
ちょっとかっこ悪かったりする。
がんばって
うまくいかなかった時
どうしたらいいのかわからない。
それを
誰かに見られるのも恥ずかしい。
そして何より
自分に
がっかりするのが怖い。
だから
「やりたい」
とは言わない。
言えない。
代わりに出てくる言葉が
「やることない」
になります。
本当は
やりたい。
でも不安。
どうしたらいいか
わからない。
こんな気持ちが
混ざっている状態なんです。
さらに心の奥では
こんな声もある。
ママ、助けて。
ちょっと不安なんだよ。
何かやることちょうだい。
何かに没頭していたら
この不安を一瞬忘れられるんだよ。
なんでもいいの
なんでもいい。
ちょっとお話し聞いてくれる?
少しおしゃべりしてくれる?
そして時々、
その「何か」が
ゲーム
だったりすることもあります。
大人はわが子が
「ゲームをしたいんだ」
と思っています。
でも実は子どもは違う。
「ゲームがやりたい」
はもちろんある。
でもそうじゃない。
違うんです。
この話はまた
別の記事で書こうと思います。
思春期は
気持ちは大きく動くのに
言葉が追いつかない時期です。
だから
言葉と本音がズレてしまう。
「やることない」
という言葉の奥に
どんな気持ちが隠れているのか?
実はその言葉は
ただの無気力ではなくて
動き出す前のエネルギー
なのかもしれません。
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