この時期は、先生の命日が近くて毎年胸が痛む。もう、数十年も同じ思いをしてきたけど、なかなか私の心も癒やされない。


あの頃の今頃は、先生は生死の境目で大変だったに違いない。それでも、学者根性で最後まで翻訳を少しでも進めていらっしゃった。私は全くの専門外だから、その意志は継いであげる事はできなかった。


ご親友の先生からは、もう危ないと聞かされていて、覚悟をしておきなさいと言われていたから、私もこの時期は全く生きた心地がしなかった。


9月から先生ロスになっていた。でも、毎日手紙を書いていたので、一方的には繋がっていたし、ご親友の先生が、こう言うてたで…と教えてくれはった。だから、まだよかった。


でも、今度は違う。


それに、家族を亡くす時とは、もう全く違う感覚だった。


最期にいただいたカードに書かれた言葉は、忘れられない。


"〇〇さん、あなたとの出会いは運命でした。そして、あなたとの別れも運命です。私のこの手で、私のこの思いで、あなたを幸せにしたかった。それがもう、私にはできない事をゆるしてください。"


そして、私の名前を呼んで亡くなりはった。


最期のお別れの日に、


君、元気でな。


と言われ、これが、こだまのように頭に響きます。


先生の魂を感じる12月です。