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今回は、鬼ノ城での不思議なお話を綴ってみようと思います
実在する場所について書いたものですが、体験した内容が史実にあることと大きく違っています
そのため、フィクションとしてご覧頂けましたら幸いです
長くなりますので、今日・明日の2回に分けて更新します。
皆様それぞれのお時間の許すときにご覧頂けましたら幸いです
この旅の少し前に【鬼ノ城】について書かれた記事や動画を頻繁に目にするようになり、気になって出掛けてきました。
市街地を走行中、吉備津神社や吉備津彦神社、最上稲荷の案内看板も目にしたのですが、
なぜか「まず、鬼ノ城!」という思いに駆られ、脇目も振らずに向かいます。
鬼ノ城は【日本100名城】としても有名で、大和朝廷によって国の防衛のために築かれたとされています。
その一方、古代、この鬼ノ城には【温羅(うら)】という鬼とその一族が棲みついており、この温羅は、大和朝廷から派遣された五十狭芹(いさせり)彦命によって退治されたという伝承があります。
この五十狭芹彦命が、温羅討伐のあとに吉備の土地を治め、【大吉備津日子命】と名前を改めたとされています。
先ほどチラと出てきた吉備津神社・吉備津彦神社ともに、この大吉備津日子命が主祭神です。
(このブログでは、吉備津彦と表記しております
)
また、こちらの温羅と吉備津彦の戦いが桃太郎のお話のモデルになったと云われています
鬼ノ城までは、麓から、普通車1台が通れるほどの道幅の狭い坂道を5分ほど登って行くのですが、この坂道に差し掛かったときに変な違和感がありました。
日本のはずなのに、日本じゃない感覚

車の窓も全部閉めて、車内では音楽も流しているのに、頭の中にはっきりと大勢の人間の歌声が響いてきます。
『アー、エー』という歌唱の間に、"ュ・ゥ・ル・リァ・イェヤ"のような独特の発声が混ざった賛美歌のような不思議な音階の歌でした。
そして、先を進むごとに視界にも不思議なものが映ります
坂道の両脇には、ほぼ等間隔でお地蔵様がいくつも並んでいました。
麓の登り口から、山上の駐車場付近まで数十体はあったかと思いますが、そのお地蔵様に重なるように、蝋の垂れた長いロウソクが、ゆらゆらと炎を灯しながら等間隔に立っている映像がみえました。
(なんか……外国っていうか、教会とか大聖堂の中にいるみたいな感じがする
)
鬼ノ城の第一印象は、"強い違和感のある不思議な場所"というものでした。
途中からは、
【洞窟か洞穴のような暗い岩場の中に数人の人が集まって、石で出来た祭壇に向かって一心に祈っている姿】
が、頭の中に浮かんできました。
祭壇には火のついたロウソクが3本刺さった幅広の少し錆びたような銀色の燭台と、赤と白の牡丹のような花が置かれていました。
その奥に、まだ何かあったのですが、はっきりとはみえず……
そのときに、なぜか【隠れキリシタン】という言葉が脳裏にぼんやり浮かんでいました。
駐車場に着いて車から降りた途端、先ほどからずっと聴こえている賛美歌の声量が一気に大きくなりました。
山全体から数百人の老若男女の歌声が響いていて、足の裏が触れている地面や、全身を包む空気がビリビリ震えています

一緒にいるご眷属さん達が平然としているので、悪いものではなさそうですが、ちょっと気になったのでそばにいた白狼のサナちゃんに聞いてみることに(・д・。)
「サナちゃん、あの歌声は誰の?」
『むかし、この山に棲んでいたもの』
「温羅っていう鬼? じゃあ、あれは鬼の歌声?」
『鬼とは何か』
「朝廷に逆らっていた地方の豪族とか、渡来人――……あ、じゃあ、あの歌声の感じから温羅の一族って外国の人だったのかなぁ
」
サナちゃんは、しばらく黙ってこちらを見つめていました。
ここで、少しだけ補足です
先ほどのサナちゃんとの会話では、
【鬼=大和朝廷からの支配に抵抗した古代の豪族】
という解釈をしています。
現存する記紀(=特に、日本書紀や古事記などのように編纂に朝廷が絡んでいる公式の歴史書)については、公平な視点ではなく【社会的勝者の立場にあった大和朝廷】の視点で物事が解釈されており、朝廷側に不利な情報は抹消or書き換えられている……という説があります。
また、記紀にみられる【鬼・蜘蛛・河童】などは【大和朝廷が討伐の対象としていた存在(=地方豪族)】を指すともされています。
日本各地にいた鬼・蜘蛛・河童はやがて朝廷から北の方へと追いやられ、のちに蝦夷(えみし)と呼ばれるようになりました。
(こちらも諸説あります
)
このように、公の記録では異形のものとして扱われ、存在を抹消されてしまった人々の"生き様や歴史"は、その地域ごとに伝わる口伝の伝承や童歌の中にこっそり紛れ込ませて後世に伝えられていきました。
『この山は生きている。山がお前に伝えるものを、ちゃんと受け取らなくてはいけないよ』
「? わかったよ
」
『お前は今回、この山に呼ばれたのだから』
「山? 山の神様とかご眷属じゃなくて?
」
『行けばわかる』
そう言ってサナちゃんはスタスタと先に進んでいきます。
「え????(´・ω・`)?」となりながらも、私もまずは鬼ノ城の【西門】に向けて歩きだしました。
歩道は整備されているのですが、地面が土だったり、道が傾斜のある登り坂になっていたりと杖歩行には少々難儀な道のりでした
さらに、道の左側が緩やかな斜面になっていて木々や岩がいくつもあるのですが、
その木々や岩の合間に屈強でコワモテの40代ほどの男性達が片手にそれぞれ弓や槍を持ち、間隔を空けて5人ほど立っていて、めっちゃ険しい表情でこちらを見下ろしています……

この人たちの目の前でゴミでも捨てようものなら、すっ飛んできて『何しとんじゃゴルァァァ
』と武器で全力でドツかれそうな……そんなおっかねえ厳粛な雰囲気でした
彼らはみんな同じ服装で、白い麻服で胸元に十字架と船の錨(いかり)が交じったような変わった模様があり、両袖だけ赤みが強い赤茶色でした。
足首丈の麻のズボンっぽいものをはき、素足に黒色の"ぺたんこパンプス"に似た形の木製?の靴(神主さんが着用される"沓"に似たもの)を履いていました。
髪型は少し変わった形の鬟(みずら)っぽいもので、肌がこんがり日に焼け、 顔の彫りがとても深い。
背が高く、肩幅がガッシリとしている。
髭もじゃの人もいました
ようやく西門に辿り着くと、門の手前に長身の20代後半ほどの見た目の青年が立っています。
背中までありそうな髪を一本の三つ編みにして、服装は先ほどの男性たちと同じでしたが両袖が白色でした。
裸足で、全体的に肌も色白な感じで、目鼻立ちがはっきりしているけど、ガッツリ彫りの深い顔……でもなく
その青年が私に向けてにっこり微笑みました。
何か喋っているのですが、不思議な言語で全く意味が分かりません
(あ、これマリアさまと同じパターンや……
)
※この前年に長崎に出向いたとき、【大浦天主堂】という教会でマリアさまっぽい女の人に出逢ったことがありました。
その女性は、不思議な動物に乗り、謎の言語(ことば)を喋ってニコニコ笑いながら、手のひらから出した真っ白い花(椿とバラが合わさったような花びらの多い花)と炎に包まれた羽根を私のおデコに押し込んだ……というエピソードがあります
(この辺りはフィクションとしてお受け取り下さい
)
この出来事を由来として、私の活動名が「はな/はな福」となっております
さて、鬼ノ城で出逢ったこの青年の言葉もマリアさまのときと同様に全く理解出来ず、「どうしよう……( ºωº ;)」と焦っていると、
【"あなたを待っていた"――と言っている】
と、私と青年の間に来た鳳凰さんが教えてくれました。
「通訳出来るん?!Σ(゚д゚;)」
と聞くと、鳳凰さんはこっくりと首肯。
なので、ここからは鳳凰さんに通訳に入ってもらうことに
青年が、門の奥を手で差しながら【さあ、入りなさい】と仰るのでお邪魔することに

小さい時から遺跡や古墳が大好きなので、こういう場所に来るとワクワクします(≧∇≦)
↑ この4枚目の写真中央の細長い縦板がはめ込まれた窓?のようなところに、先ほどと同じ屈強でコワモテの男性が2人いました。
(※心霊写真とかではないので大丈夫です
)
↑ 眼下に吉備の街が見下ろせます。
「ここはとても空が近いな」と感じました。
すると、隣にいた青年が、胸元からDVDのディスクほどの大きさの鏡を取り出しました。
(首飾りのようにして身に付けているらしい
)
裏面には小さな宝石の欠片のようなものがいくつも嵌め込まれて五芒星?のような星の形が彫られていました。
青年が、鏡面を空に向けます。
【天空の神が、いつも我らをお導きくださる】
【神は"みひかり"によって、やがてこの世界を深愛(しんあい)でお包みくださる】
みひかり……? しんあい? (・・?)
――と、雲間から差してきた一筋の陽光が、青年の鏡に反射しました。
鏡面から、清流のようなキラキラとした透明な光の波が溢れ出して水龍のようにうねり、やがて眼下の街中のある部分に十字の形の光の川が浮かび上がりました(・д・。)
現在は街になっていますが、もしかしたら、古代には実際にこの場所に川があったのかもしれません
「すっごく綺麗です
」
【この山は、天空の神と繋がる場。聖なる大地。神が与えられた全ての恵みを目にすることが出来る。天空の神と地上の王は再び、この山で手を取り合われる】
天空の神と地上の王……?(・・。)?
そのときは、(なんだかファンタジーみたいだな~
)とのんきに思っていました。
もう少し奥に進もうと足を踏み出したとき、ふと頭の中に不思議な映像が2つ入ってきました。
1つは、大勢の人が、地面に寝かされた1人の人に向けて皆で手を合わせていて、その寝かされていた人がやがて土の中に埋められていくもの。
その横になった人の枕元では、泣きながら鳥かごほどの背丈の小さな鐘を鳴らしている人もいます。
「ここに、誰か埋められてるんですか」
尋ねると、青年は少し険しい表情になって私を見つめました。
さらに何も喋らないので、私が変なことを言ったんだと思って「ごめんなさい
」と伝えました。
もう1つの映像は、誰か男の人の後ろ姿で、背中を丸めて俯き、なんだかひどく気落ちしているようにみえました。
【あの者もまた騙されたのだ。あの者にも我らと同じく守るべきものがあった。だから利用された】
その映像をぼんやりみていると、青年がぽつりと喋りました。
なぜか、今度は悲しそうな面差しでした。
【我らは、我らの神を守るために戦った】
とても重い口調でした。
私が何も言えずに黙っていると、青年が先ほどのように穏やかに微笑んで『こちらへ』と先を促してくれました。
少し進んで、今度は、ふと建物の脇にある旗?が気になります
↑ 不思議な紋様がいくつも描かれているのですが、このなかの、
↑ ハクション大魔王……いえ、悪魔みたいな絵が描かれた(写真の右側の)旗だけが変な動きをしています
下から扇風機で煽られてるみたいに、パタパタと旗の真ん中までめくれそうな感じで揺れているようにみえるのです。
悪魔の絵の下には、もう1枚、"違う絵"があるように感じました
その旗が気になってじっと見ていると、白狼のサナちゃんやウリ坊のヒナリくんが私の足元にやって来ます。
「あの旗だけ、おかしくない? 変な感じするよ」
自分の感じた違和感をみんなに伝えようとすると、青年も私の隣にやって来て、地面に片膝をついてしゃがんでくれました。
【どの旗が気になる?】
「あの、悪魔みたいな絵が書いてあるやつ。あれだけパタパタ動いてめくれそうになってます
あの絵の下には本当は違う絵があって、きっと悪魔の絵は後から別の誰かが描いて貼り付けた」
【その、下にあったというのは、どんな絵か?】
「星と月と太陽と木……え?木?
」
はっきりみえたわけではないので、勢いで口に出して自分でも「ん?
」となりました。
星、月、太陽ときたら、同じ惑星系の地球とか描かれているものでは?(´・ω・`)?もしくは虹とか……。
木って、どこから出てきたのか

ちょっと冷静になったら、途端に自分の意見に自信がなくなり、「すみません、見間違えだったと思います
」と青年に伝えました。
青年はじっと私の顔を見たあとで、鳳凰さんに何か喋りかけていました。
(それは通訳してもらえなかった
)
――さらに奥に進むと、少し開けた原野のような場所に出ました。
そこに、7、8歳ぐらいの男の子と女の子がいて、
子狐の煌(おう)くんやチビ龍の瑠璃ちゃん、座敷わらしの福ちゃん達と、まさかの追いかけっこをして戯れておりましたヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
めっちゃ普通に馴染んでてビックリした
子ども達も服装は大人と似ていますが、両袖が真っ赤です。緋袴みたいな綺麗な赤色でした。
辺りを見回すと、木々の影から数人の女性達や他の子ども達がそっとこちらの様子を伺うように顔を覗かせていました。
女性の服装も、両袖が赤色です。
女性の1人と目が合ったので、ペコっとお辞儀だけしました。
すでに霊体となっている動物も何頭かいます
『鬼ノ城』という名称からは想像出来ないほど、長閑(のどか)で穏やかな場所だなと思いました
西門に辿り着くまでにいた5人のコワモテの男性達も含めて、ここにいる全ての人や家畜などは精霊という雰囲気です。
精霊という言葉だと西洋ファンタジーっぽくなってしまうのですが、日本の神社仏閣にいるご眷属も、この精霊という種類に属しています。
なので、霊的な存在ではあるけれど、人に対して災いをもたらすことはありません。
『鬼』と呼ばれて、朝廷側から滅ぼされた民族――のはずが、誰一人として恨みを抱えていたりもしないし、亡くなった後もこうして山とともに安穏と過ごし、この土地一帯を守っている感じです。
史実として伝わっているものと、自分が感じているものとの間に大きな違和感が生まれました
その和やかな光景を眺めていると、青年が私の前に静かに立ちました。
【この地に、我らの王が安らかに眠っている】
「この山の中にってことですか?」
青年がゆっくりと頷きました。
「その王さまって、温羅っていう人?」
今度は、なぜか首を傾げられました

温羅という鬼は、史実では首をはねられており、その首は現在の吉備津神社の御釜殿の竈の下に埋められている、とされています。
そして、その御釜殿では、温羅の首が吉凶を占う鳴釜(なるかま)神事も現在も粛々と行われています。
(温羅の首は吉備津神社にあって、この山には王さまの遺骸が埋められてるの?)
あっ!(°Д°)!
それなら、さっき頭の中に浮かんできた【誰かが土の中に埋められている映像】は、その王さまを埋葬していたときのもの……?
たしかに、大勢の人に囲まれて、横たわっていた人は皆から慕われていた感じでした。
(じゃあ、王さまと温羅って別の人?)
そのときはまだ、史実に沿って物事を見ていたのでサッパリ分かっていませんでした
――と、急に、青年が私の方にグッと近寄ってきました
そして、とても真剣な表情で、早口でまくし立てるように何事かを訴えてきます
あまりの勢いにビックリして、通訳してくれている鳳凰さんの方を見ると、
【王の目覚めの時がきた。我らの王を、この地中より目覚めさせて、再び、陽(ひ)の下(もと)に導いて欲しい】
……( ゚Д゚)え?
「王さまの遺骸を、土の中から掘り出せってこと……ですか?
」
男性が力強く頷きます。
「いや、無理ですし!(* ̄□ ̄*;)」
( ´゚Д゚`)ガーン ←青年。まさに、こんな感じでした
現実問題、ただの観光客が保全地域の地面を掘ってたら捕まります(;∀;)
しかも掘ってた理由が【ここにいる精霊に"王さまの目覚めの時だから、掘り起こせ"って言われた】からだなんて言っても、誰にも通じないし理解もされません
他方で、この鬼ノ城を調査している団体に対して「古代の王さまの遺骸を発掘する調査をして欲しいんですけど」と言ったところで何の現実的な根拠もないので、相手にされずに終わってしまいます
つまり、現実的には、王さまを地中から掘り起こすことは不可能です
そのことを、鳳凰さんから伝えてもらったところ、青年は見る間に悲壮な顔つきになりました……
(そんな顔されたら、ほっとけんくなるけど(´・_・`) でも実際、私には何も出来んし……
)
――と思っていたら、上空から『キェェェエェェッ』と甲高い鳴き声が響き渡りました
姿は見えないけど、マリアさまのところの不死鳥さんの声です
「なんで、不死鳥さんが来た……!?Σ(゚д゚;)」
上を見上げていたら、ぐらっと目の前が揺れました。
立ちくらみで、そのまま下に目を向けたら、今度は足元の地面がサッと一面、真っ暗な闇に変わりました。
その暗闇の中から、男の人の左ひじから上がニュッと出てきました
ふしくれだった大きな手の指には、あちこち指タコが出来ていて変形し、ずっと土いじりをしていたような汚れがついていました。
働き者の手、という感じです
その指を広げて、男の人が何かを掴もうと手を必死に伸ばしているような気がして、咄嗟にその手を掴もうと私も片手を伸ばしました。
でも、全く届かない。
片手に持っていた杖を放り投げて、もう一度――今度は両手を伸ばそうとしたとき、
『花を出せ』
『キェェェェェ』
サナちゃんと不死鳥さんの声が重なったと同時に、脳内に、"マリアさまが私のおデコに押し込んだ真っ白い花"の映像が浮かんできました。
(花ってこれ……!?
出すって、どうやる!?
)
なかばパニック状態でサナちゃんに聞くと、
『花びらを1枚か2枚、花芯から摘み取る様(さま)を思い描け』
頭の中の白い花から、花びらをむしり取るような光景を必死に思い描きます。
すると、花びらが2枚、はらりと取れました
その1枚が、闇の中にいる男の人の方へと、ひらひらとゆっくり落ちていきます。
男の人の手が、その花びらをそっと掴みました。
【伝えて欲しい】
「伝える? 誰に?何を?
」
【彼(か)の者に。わたしは許しを――……】
とても穏やかで安心しきったような心情が滲み出した柔らかな声音でした。
若々しく張りのある声で、30代半ばほどの男性のものでした。
恐らく、腕だけの男性の言葉(こえ)だったと思いますが、『許しを――』の後が続かないうちに、腕も闇もスゥッと消えていきました
ぼんやりしながら前を見ると、目の前にいた青年の手にも、白い花びらが1枚握られていました。
青年は、その花びらを大事そうに片手で持ち、先ほど"光の波"が溢れてきた鏡をもう片方の手で襟元から取り出して、その鏡面に花びらを乗せました。
花びらが、ゆっくりと鏡の中に沈んでいきました。
(※この辺りはファンタジー要素が強いので、フィクション感覚でご覧ください
)
先ほどまで悲痛な面持ちだった青年の顔にも、穏やかな微笑みが戻っていました。
【我が王に代わり、感謝する】
そんなことを言われましたが、ただ空想の花びらを渡しただけで何も出来ていません
そして、この辺りで、鬼ノ城を後にする時間がやって来ました。
この後、吉備の神社仏閣を巡り、そのあとで昼前には香川に向かう予定だったのです。
帰る旨を伝え、「何も出来なくてごめんなさい
」と頭を下げると、男性が無言で背中を優しく撫でてくれました。
西門を出ると、門番らしき2人の男性が上階(うえ)から片手を上げて微笑んでくれました。
(少し前に、写真に写っているとご紹介したお2人
)
瑠璃ちゃん達と遊んでいた2人の子どもも、西門の外まで出てきて『ばいばーい
』という感じで手を振ってくれていました(*´ω`*)
ずっと案内をしてくれていた三つ編みの青年も、穏やかな微笑みを浮かべて片手を上げ、西門の外から見送ってくれました。
1番ビックリしたのは、最初に出逢った5人のコワモテのおじさま達も、帰り道はみんながにこやかな表情(かお)で、武器を持っていない方の手を上げ、『またな
』という感じで見送ってくれていた?ことでした
笑えるんや……
来るときは、あんなに厳(いかめ)しい顔つきだったのに( ´・ω・`)
――そして、鬼ノ城をあとにしてまずは最上稲荷から向かおうとしたのですが、なぜか、道がめっちゃ酷い渋滞になっており、数百メートル動くのに20分ほどかかる……といった感じで全く動けなくなりました

鬼ノ城方面に向かう道はそこまで渋滞でもないのに、吉備津神社などのある方面へ向かう道だけ、どこも渋滞……(´;ω;`)
そのため、吉備路の散策をあきらめ、曲がれそうな脇道に入ってUターンして、そのまま香川に向かうことに
この吉備には、また近いうちに来る機会があるような気がしたので、すんなり諦めもつきました。
せめてもの情けか、途中で立ち寄ったコンビニに【きびだんご】が売っていて、それを食べつつ「次に来るときまでには、もう少し吉備の歴史も勉強してこよう」などとのんきに思ったのでした。
ところが、帰宅後には、貴船神社の姫神様達も交えて今度は温羅の伝承についての考察をたてる事態になっていきます
そちらは後編で
それでは、今日もここまでご覧くださって本当にありがとうございます

初夏とは思えぬ夏日が続いております。
みなさまも、お身体ご自愛なさって爽やかな季節を満喫されますようにヽ(*'▽'*)ノ
今日も、笑顔溢れる素敵な一日でありますように

















