今年の春になり
不動産会社の方が
猫をたくさん飼っているようで
話を聞いて欲しいと
シェルターに女性を
連れてきました



私はみるなり
彼女だと思い名前を言いました
彼女は少し考えたあと
思い出したように
私の名前をいいました



9年ぶりの再会です



彼女は何回か
私を探して欲しいと
福祉課に頼んでいたようです
捕獲器を返さないとと



事実なのかどうかは
わかりませんが私も
彼女を探していました



彼女から聞く話は
彼女にとっても
地獄だったと思います
部屋の中は荒れ果て
「夢の島」って知ってる?
と簡単に聞く彼女



9年前にいた猫は
みんな死んでしまったと
話す彼女


それなのに猫は減っていないし
その数より増えている
家の中では
近親交配が続き
亡くなる子も多いのかも



そんな彼女が
「お風呂を貸して欲しい」
そう言うんです


なんで?と聞くと
「お風呂屋さんは
出入り禁止になったんだ」


え?出入り禁止って
どんだけょ!!
でも確かに彼女の臭いは
9年前よりもすごく
彼女が帰った後
私の体調が悪くなるほどで
そんな彼女に



「あなたも辛かったんだね」
「そんな風に弱音を吐く
タイプやなかったもんね」


そう言うと
彼女は涙を流しながら
うつむきました



9年前
プライドが高く
弱音を吐くタイプ
ではなかった彼女が
私の前で涙を流したんです



私はなんとしても
問題を解決しないと!と
福祉課に行きましたが
「担当者がいません」
「担当者に話しておきます」
とのことでした



あーまた連絡はないな
いつものことだなと
思いました
やはりその後
電話はありませんでした