こんにちは。
自然治癒力と免疫力でからだの不調を改善
健康ダイエットコーチの濱西です。
65歳を過ぎたらGA.N検診はするな
GA.Nを怖がりすぎないほうがいいと言われます。
GA.Nは『早期発見・早期治療が重要」が世間の常識となっているが、65歳以上の高齢者は、GA.N治療によって健康寿命が短くなるおそれがあるからです。
GA.Nは生活習慣病の一種と言われています。
つまり明日急に死ぬなんてことはなく、じわじわとくるものなのですから、焦らずに慎重になるべきと思います。
今回は、精神科医 和田 秀樹さんより その理由について投稿いただきましたので、紹介します。
以下引用:
◆がんに向き合うときの“2つの選択肢”
医療とのかかわりにおいて、強い不安を覚えるのが「GA.N」ではないでしょうか。
日本は、2人に1人がGA.Nになり、3人に1人がGA.Nで死ぬ時代になっています。
私が浴風会病院に勤務していた当時、年に100人ほどの解剖結果を目にしていましたが、85歳を過ぎた人の体内には必ず、GA.Nがありました。つまり、2人に1人どころではなく、85歳を過ぎれば誰もが、GA.Nを抱えることになるのです。
この事実を知って、不安にならない人はいないでしょう。
将来、高確率で自分の身に起こる災いに不安を感じるのは、当然の感情です。
ただし、むやみに恐れては、予期不安が強くなります。日本人のよくない点は、予期不安が強いわりに、現実にそうなった場合の対策を立てていないことです。また、2人に1人は、GA.Nの存在を知らないまま死んでいくことも忘れてはなりません。
まめにGA.N検診を受けに行く人はたくさんいます。
ですが、GA.N検診はGA.Nを発見するもので、大事なのは、そのあとの対策です。
どのような治療を行っていくかを考えておけば、いざ、GA.Nが発見されたときにも自分の死生観を見失わず、むやみにGA.Nを恐れる気持ちもなくなります。
65歳以降でGA.Nが発見されたとき、選択肢として考えられるのは、次の2つです。
①苦しい思いをしても、1秒でも長く生きるために、GA.Nを根絶する
②なるべく苦しまずに一日一日を好きに生きるため、たとえ残りの人生が短くなったとしても治療は最小限にして、GA.Nとともに生きていく
◆「良い医師と良い病院」を探すにはどうしたらいいか
①を選ぶ場合、大事になるのが、医師と病院の選び方です。多くの人は、「病院に行けば、最善にして最新の治療が受けられるはず」と考えていますが、残念ながらそんなことはありません。病院によって治療の方法が異なれば、医師によって治療方針も手術の腕も違います。「通いやすいから」などの理由で選ぶと、のちのち自分や家族が後悔する可能性は極めて高くなります。
では、どのように医師や病院を探すとよいでしょうか。
一つは、その病院の病気別の手術成績をチェックすることです。病院のホームページなどに公開されています。術後のフォローがよいかを調べることも大切です。今の時代、名医の治療を受けるには、「お金を持っているか」よりも「正しい情報を持っているか」がものをいいます。
もう一つは、実際に診察を受けて、「この先生にお願いしたい」と希望を持てる人かどうかを見極めることです。自分でいろいろとデータを調べ、それを並べて医師に話を聞くのもよい方法です。熱心に話を聞き、そのうえで最善と思われる治療方針を示してくれればよい医師ですし、「患者が医者に指図をするな」などと怒ったり、不機嫌になったりするようならば、命をゆだねる価値のない人物と判断できます。
◆治療しても延ばせる余命には限界がある
②のGA.Nとともに生きる治療法を選んだ場合、普段通りの生活をしながら、一日一日をやりたいことをして生きられます。GA.Nという病気は、積極的な治療をしなければ、死ぬ少し前まで普通の暮らしができる病気です。また、自分の余命もだいたいわかるので、「そのときまではやりたいことをやり尽くして、あの世に逝こう」と開き直ることもできます。
しかし、「もしかしたら、寿命が短くなるのではないか」と不安にもなるでしょう。実のところ、治療を受けたほうが長生きか、受けないほうが長生きか、その答えはわかりません。日本の医学界が大規模な比較調査を行っていないからです。ただし、②を選んだ場合、病院のベッドに縛られずに済むため、健康寿命(日常生活が制限されることなく生活できる期間)は、①よりも確実に延ばせるでしょう。
皆さんは、「GA.Nはとても苦しい病気だ」と思い込んでいませんか。実は、GA.Nは治療するから、いろんな意味で苦しい病気になります。60代で発症し、「治療をしなければ余命1年」と宣告された場合、手術を受け、抗GA.N剤治療を受ければ、2年は寿命を延ばせる可能性があるかもしれません。しかし、どんなに治療を頑張っても、おそらく、それ以上は余命を延ばせないでしょう。
◆「余命を伸ばせる=治療は成功」は本当か
GA.Nの三大治療法である「手術」「抗GA.N剤治療」「放射線治療」は、原則的に、GA.Nの根絶を目指す療法です
。一方で、正常な組織や細胞も傷つけ、患者さんの生命力を弱めてしまいます。それでも医師は、「余命を1年も延ばせて、治療は成功だった」といいます。
しかし、当人としては、ヨボヨボの状態になって心身の自由を失ったまま1年を長く生き延び、「あぁ、自分の人生、幸せだった」と笑って逝くことができるでしょうか。
医師の考える成功と、患者さんの願う成功は、こんなにも大きな隔たりがあります。
しかも、手術によって体の機能が損なわれれば、食欲も落ちるでしょう。GA.Nを叩く作用の強い抗GA.N剤を使えば、体の自由も奪われます。髪の毛もごっそり抜けるかもしれません。そのうえ、莫ばく大だいな治療費がかかります。食事もできず、体の痛みも激しく、ADL(日常生活動作)もQOLも低下すれば、以前と同じ生活に戻るのは、ますます難しくなります。
65歳を過ぎて、GA.Nを治すための治療を受けると決めた場合には、そのことまで見通すことが重要です。
自分でわかっていて治療法を決めるのと、医師や家族に勧められるがままに治療を受けるのでは、心のあり方がまるで違ってきます。
◆「早期発見・治療」は高齢者にとって有効なのか
大病を患うと、老人性うつを発症するケースが多くなります。こうなると、生きていることがつらくなり、「今日も生きている」という喜びを感じにくくなるでしょう。反対に、老人性うつを治療して心の回復を図っていくと、体も元気を取り戻していくケースがたびたび見られます。
GA.Nは、一つの細胞から突然変異したがん細胞が細胞分裂をくり返すことで、腫瘍へと進行します。
そのGA.Nが1cm大になるまで、一般的に10年はかかるとされています。
転移するGA.Nの場合、この10年の間に、すでに転移しているはずです。
手術でGA.Nを一つ切り落としたところで、ほかのがんの芽がすでに出ていることでしょう。
こうなると、もはやイタチごっこです。
考え方を変えれば、「転移した」といわれたGA.Nも、実際のところは、別に発生したGA.Nかもしれないわけです。
高年者の特権は、GA.Nとともに生きやすくなる局面に入っていることです。高年者の場合、GA.Nの進行が緩やかになるため、いくつもGA.Nを抱えながら、QOLを損なわずに暮らしている人は珍しくありません。
「GA.Nで死なないためには、早期発見・治療が必要」というのが、世間の常識です。
しかし、高年者以降は、早期発見をしたがために、ベルトコンベア式に治療が始められ、健康寿命がそこで終わってしまうことが多くなります。ですから、65歳を過ぎていて、寿命より健康寿命を延ばしたい人は、もうGA.N検診を受けないほうがよいのではないか、というのが私の考えです。
◆65歳を過ぎたら健康診断を見直したほうがいい
とくに高年になると、GA.Nの進行が遅くなるので、放っておいても大丈夫なケースは意外と多くあります。
実際、先述のように、2人に1人はGA.Nの存在を知らないまま亡くなっているのです。食事がおいしくとれて、好きなことも続けられるなど、生活にも支障なく過ごせます。治療に使うはずだったお金で、旅行も楽しめるでしょう。高年者専門の医師として思うのは、余計な検査と治療さえしなければ、GA.Nになって亡くなるのは、わりとよい死に方です。
65歳を過ぎたら、健康診断が必要かも見直していきましょう。そのくらいの年齢になると、実は、GA.N検診や健康診断ほど無意味なものはないと私は考えています。むしろ、害にもなります。私は多くの高年者を診てきましたが、GA.N検診と健診は、病人を製造するシステムではないのか、とさえ思うのです。
検査の結果、血圧が高い、血糖値が高い、メタボだ、レントゲンで肺に影が見えたとなれば、さあ大変! 投薬だ、手術だ、と進められていきます。薬には副作用があり、臓器にメスを入れれば必ず体に変調が起こります。
また、胸部エックス線撮影やCT(コンピュータ断層撮影)による放射線被ばくも問題です。
放射線を浴びれば、ご存じの通り、発GA.N率は上昇します。アメリカの喫煙者を対象とした大規模な調査によると、定期検診を受けている人のほうが、肺GA.Nの早期発見数が多くなりました。
ところが、肺GA.Nによる死亡数は、定期検診を受けていない人のほうが少ない、という結果が出たのです。
◆「心臓ドック」と「脳ドック」は受けたほうがいい
この結果から、何がわかるでしょうか。エックス線による被ばく、投薬の副作用、手術のダメージなど、検診と治療が寿命に影響を及ぼしたことが推察できるのです。エックス線撮影によるリスクは、世界ではだいぶ前から認識されています。
実際、胸部エックス線撮影は1964年にWHO(世界保健機関)から中止勧告を受けています。ところが、厚生労働省はいまだに無視を続けています。CTはさらに危険です。イギリスの調査では、たった一度のCTでも脳腫瘍や白血病が増えることがわかっています。オーストラリアの未成年を対象とした調査では、CTを一度受けるごとに発GA.N率が16%ずつ上昇することが判明しました。
欧米で実施される比較試験や調査は、対象の母数が大きく、かつ、長期にわたっています。医学が科学である以上、医師は常にエビデンス(科学的根拠)に基づいた判断をしていく必要があると、私は考えています。
高年になると、健康に気を遣うあまり、こまめに検査を受ける人が多くなります。検査の数は、不安の数であり、「健康に生きていきたい」という生の欲望の表れです。ですから、どんなふうに生き、どんな死に方が理想なのかと向き合うことで、必要な検査を選べばよいと思います。
数ある検査のなかで、受ける価値があると私が考えるのは、「心臓ドック」と「脳ドック」です。これらは、予期できない突然死を予防するためにも有効です。ただし、CTによる検査は、5年に1回程度にしておきましょう。
◆血管に関する病気のリスクを軽減できる
血管は、加齢によって動脈硬化が進みます。動脈硬化が問題なのは、心筋梗塞や脳梗塞につながることです。これらの病気は、突然死を招くリスクを高めます。心筋梗塞は、心臓を取り巻く冠動脈が動脈硬化によって狭くなり、それがなんらかの原因で詰まって、心臓に血液が流れなくなることで起こります。
心臓ドックでは、CTなどの画像診断で冠動脈の状態を調べます。もし、血管の狭窄が見つかれば、血管を広げるための処置を行うことで、心筋梗塞を起こすリスクを軽減できるのです。また、脳の血管の壁が膨らんでもろくなる脳動脈瘤という病気を抱えている人が、一定の割合でいます。
脳動脈瘤が破裂すると、くも膜下出血を起こし、命を落とす可能性があるのです。そこで、脳ドックによって脳動脈瘤が見つかれば、今は破裂を防ぐ処置を、開頭しなくてもできるようになっています。ただし、高年者の脳では、萎縮や微小脳梗塞も起こっています。これらは治す方法がありません
検査を受ける際は、がっかりしないよう心づもりをしておきましょう。



