こんにちは。忙しいあなたを健康サポート
いつでも簡単に免疫力をアップする方法をお伝えする濱西です。
おからって最近食べていますか。
口の中の水分を全部持っていかれて、モサモサしてあんまり・・・という方も多いのではないでしょうか。
じつはおからは豆腐を作る過程で出てきたものですが、これがすこぶる腸の働きによいというお話です。
しかも腸だけでなく、免疫力アップ、学習記憶力アップ、コラーゲン生成の源になるので老化防止、ミトコンドリア系の生成といったように、健康効果は計り知れないのです。
今回はこのおからが体内に入ってどうやってその健康効果を発揮していくのか、詳しく解説いただきましたので、紹介したいと思います。
stnv 基礎医学研究室 清水隆文さんより
参考になれば幸いです。
以下引用:
まずアルギニンの生理作用をまとめて書き連ねておきます。掲載した図の右上方に、少し小さめの赤色の文字で書いておきましたように、成長ホルモン・インスリン・IGF-1・グルカゴンの分泌促進、アンモニア解毒のための尿素回路の構成、免疫反応の活性化、細胞増殖の促進、コラーゲン生成促進、一酸化窒素の生成による血管拡張、血小板凝集抑制、ミトコンドリアの生成などです。アルギニンが、このような作用を担当していることは、巷に氾濫している種々の情報発信サイトでも確認できますので、特に私がここで強調する必要はありません。しかし、もっともっと大切なことがあるのです。
そもそも、アルギニンというアミノ酸は、タンパク質を構成している20種類のアミノ酸のうちの一つですから、タンパク質摂取量が少なくないのであれば、わざわざ単品になっているアルギニンをサプリメントとして補給する必要性はあまり無いと言えます。むしろ、シトルリンを摂ったほうがメリットが大きくなります。今日の結論も、決してアルギニンを摂りましょうということではありません。
では、今日の話は何なのかと言いますと、タイトルにしましたように〝アルギニンは大腸内のポリアミンの原料である〟ということなのです。「え? でも、タンパク質を充分に摂ってさえいれば、何も気にする必要は無いのでは?」という疑問が浮上してくるかもしれません。
口から放り込んだタンパク質は、消化酵素によってペプチド(アミノ酸が2個~小数個繋がったもの)またはアミノ酸にまで分解されます。そして、もう殆どが小腸にて吸収されてしまいますから、大腸にまでアルギニンが届かないのです。「なるほど、だから問題なのか…」ということです。
では、なぜ大腸でアルギニンが必要になってくるのか、ということなのですが、大腸にて産生されるポリアミンの原料になっているからです。なお、ポリアミンというのは総称であって、具体的にはスペルミジンやスペルミンのことであり、その前駆物質がプトレッシン(プトレシン)です。
スペルミジンの作用につきましては、右下の図にまとめられていますが、学習記憶改善、血管内皮機能改善、心臓機能維持、腸上皮細胞増殖、抗炎症型マクロファージ分化誘導、ということです。
また、加齢に伴って減少していく体内成分の一つにスペルミンを挙げていて、その2つ目の対策が〝アルギニンを原料として腸内細菌にプトレッシンを作ってもらう〟ことを挙げています。今日の記事は、この件の詳細になります。
口からタンパク質やアルギニンを放り込んでも小腸にて殆どが吸収されてしまいますから、大腸内にてアルギニンを産生させる必要が出てくるわけです。どうすれば良いのか…。結論を急ぐならば、大腸に差し掛かるまで消化されないタンパク質またはペプチドを摂取すれば良いということになります。
そんなものが実際にあるのかということですが、あるのです。〝難消化性ペプチド〟といわれるものが、例えば大豆中にも入っているようです。ヒトが持っているタンパク質分解酵素では分解できない構造になっているペプチド(アミノ酸が複数個つながったもの)なのですが、腸内細菌の中にはこれを分解できるものが存在しています。腸内細菌というのは大腸に桁違いに多いわけですので、難消化性ペプチドが大腸に達したときに初めて分解され、生じたアミノ酸のうちの一つがアルギニンです。即ち、大腸にアルギニンを届けようとするのならば、この方法が最も自然な方法だということになります。
大豆から豆腐を作るとき、いわゆる繊維質や不溶性のものはオカラとして取り除かれますが、その中にこそ、難消化性ペプチドが多く存在しています。そのため、オカラを食べると、大腸に届くまで消化されない難消化性ペプチドを摂取することになります。そして、大腸にて分解されて生じたアルギニンは、ある種の腸内細菌(大腸菌など)によってアグマチンという物質に変換され、そのアグマチンは別の腸内細菌(エンテロコッカス・フェカリスなど)によってプトレッシンへと変換されます。更に、プトレッシンは、ヒトの体内においてスペルミジンへと変換され、抗老化に関わる様々な健康効果をもたらすということになるわけです。
このようにアルギニンは、腸内細菌由来ポリアミンの原料になっていますので、大腸内にも供給することを忘れないでほしい、ということになります。
ここまで。
いかがでしょうか。ちょっと難しい内容だったかもしれませんが、確実にからだにいいというのはおわかりいただけたかと思います。
ただ、料理で"おから"となると毎日の食卓の品との組み合わせが難しいと思います。
ですので今回はおやつ感覚で食べられるおからクッキーを紹介したいと思います。
これだと手軽だしお茶うけにもいいですし、種類も豊富なので楽しいですね。

