昔「ウリナリ」という番組がありました。
その中の企画「ドーバー海峡横断部」に、僕は途中から入部しました。
その時の僕は泳げなかったし、息継ぎすらできなかった。
それでも必死で泳いで、でもやっぱりドーバー海峡は遠かった…。
続けるかどうか決める日があって、同じ部員だったウドちゃんにこっそり聞いたんです。
「どうする?」って。
そしたらウドちゃんは、
「成功しても失敗しても、冒険がしたい」
って答えてくれた。
その言葉で、僕は「やる」と決めました。
今では自分のテーマみたいになってる言葉だけど、当時の僕はすっかりひねくれていて、
「どうせダメだ」「俺は何をやってもダメだ」って気持ちで、やめようと思ってたんです。
でもウドちゃんの言葉で気持ちが変わりました。
そこからは、本気の特訓。
お笑いの仕事より水泳の練習のほうが多いくらい。
テレビの向こうのみんなはすごく応援してくれていたけど、周りからは
「何してるの?」「どこに向かってるの?」「なんのためにやるの?」
そんな疑問の声もたくさん聞きました。
でもその頃はもう、一度も「やめたい」と思うことはありませんでした。
今振り返ると、あれは楽しい大挑戦であり、大冒険でした。
そして結果的に、大方の予想を裏切って、バラエティ番組の一企画だったドーバー海峡横断部は、世界中のスイマーが目指す頂点とも言えるドーバー海峡を横断してしまったんです。
あの時のウドちゃんの言葉。
「成功するか失敗するかわからないけど、冒険したい」
この言葉を思い出すと、今でも色んなことに挑戦する勇気が湧いてきます。
番組も終わって、この企画の話をするのは年に一回くらい(笑)。
でも僕の中にはずっと残ってます。
一緒に冒険した仲間の絆とともに。

