妬みを手放し、自分の幸せに気づく“ジェラスフリー”という考え方
“ジェラスフリー”という言葉をご存知でしょうか。
ジェラス=妬み
フリー=自由
「妬みから自由になる」という意味で、この本の著者、清川 永里子さんの造語です。
『人生がうまくいく人のジェラスフリーな生き方: 妬みを手放し、自分の幸せに気づく感情の整理術』(清川 永里子 著・三笠書房刊)
ジェラシーなんて私にはない、と思っても
もしかしたら「ジェラシー? 私には関係ないわ。人を妬んだこともないし、妬まれたこともない」と思う人もいるかもしれません。
でも、はっきり「妬み、ジェラシー」と意識しなくても、なんとなく気持ちがざわついたり、もやっとしたり、何かを言われて悲しい気持ちになったりしたことはありませんか?
もしそうであれば、この本が役に立つはずです。
もやもやチクチクを前向きなエネルギーに変える!?
裏表紙を見てみましょう。
私は6つ目の「感情は声でコントロールできる」に視線がいきました。
清川永里子さんは声の専門家でもあるからです。
かたわら、20年も前から「ジェラシーについて書きたい」と思い、ジェラシーを研究してきたそうです。
その名も「明るい妬み研究所」。著者が所長です。
ジェラシーの研究? 興味深い!
「妬みの感情を前向きに生かせば成功できる」というような内容なのかな?と想像しながらページをめくっていきました。
もちろん、前向きな内容ではあるのですが、それだけではありません。私の浅はかな想像を覆すような深い考察が続きます。
第1章で妬みの正体を解き明かし、第2章でそれも必要な感情であることを解説。
以降では、その対処法を紹介しながら、自身の素晴らしさに気づき、人生の幸せにつながる道を示しています。
さすがは、「明るい妬み研究所」所長。
妬みに蓋をしてはいけない
白地に、鮮やかなブルーの箔押しのラインがきらりと光りながら、らせんを描いてのびていく……装丁も素敵です。
付箋もたくさん貼りました。一番印象的だったところを1つご紹介します。
少しだけ引用しましょう。
妬まない、欲がない、人と比較しない、というのは一見いいことのようですが、何かを成し遂げるときには、妬むことも欲を持つことも、比べることも必要です。
なんと! 人と比べてはいけないとよく言われますが、実は「比べることも必要」と著者は言います。
確かに、ジェラシーがわくと同時に欲が出て、「私だって」と頑張れる側面もありそうです。妬みは、自分を成長させてくれる“いい執着”にもつながるそうです。
いかがですか? ジェラシーもなかなかいいかも?と思えてくるのではないでしょうか。
こう考えてみると、ジェラシーが芽生えることはある意味チャンスじゃありませんか。
私も、自分の感情を見つめる習慣をつけ、もし妬みを見つけたらまずはそれを愛しんでみようと思いました。
妬みがある人もない人も、心の健やかさをキープしながら成長できるヒントが詰まった本です。
ぜひ手にとってみてくださいね!



