『累ヶ淵』探訪   ~オバサンは今日もひとり遠足~ | ライムとハナコと、ときどきカッパ

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気が向いたときに、書きたいことを書きます。
本当に、テキトーに…。
家族の日記代わりなので、しょうもない内容とクオリティの低い写真につきましては、ご容赦ください。

他に車がいないのを幸い、GoogleMapさんのナビに従ってヨレヨレと愛車を走らせていたときに…

行き過ぎそうになって、慌てて停車して。
確認しに行ってみたら、やっぱりそうだった!

法蔵寺さま。
 
まずは本堂にお詣りさせて頂いて。

次に向かったのは、境内にある墓所。
「累ヶ淵」の主人公、累一族のお墓があると聞いて、やって来たのですわ…
 
今を去ること半世紀以上前、小学校のお昼休みに図書室で読んだ本に載っていた
「怪談・かさねがふち」
小学生向けの本だったからなのか、タイトルは平仮名表記だったっけ。
 
あまりの怖さにワタクシ、数日間、1人で学校のおトイレに行かれなくなってしまったくらい。

今、思い返しても、ワタクシがこれまでの短からぬ半生で読んだ怪談の中では、累ヶ淵の物語が一番怖い。

『容姿の良し悪しで、命まで取られちゃうのね…』

というショックと、

「祓うことのかなわない怨念」

という恐怖の2本立てで、小学生の単純な感性は完全にノックアウトされてしまった感があって。

 

高校生の頃に、かつてワタクシをあれほど震え上がらせた

「累ヶ淵」

の物語に因む場所が実在すると知って、改めて恐怖したこともしっかり記憶に残っていて。

 

つい先日、その場所が、大好きな茨城県内と知ったので、思い切って足を運んでみることにいたしました。

累ヶ淵の物語が実話なら、その場所を辿ってみることで、半世紀ぶりに多少は恐怖を克服することもできる…

ワケじゃないけど。

確か、
「怪談・かさねがふち」
を読んだのは、小学4年生の頃。
オノレの容貌が、誠に残念なことに
『下』
に大別されることも既に認識していたし。
かといって、容貌の美醜で命まで取られることもない時代に生まれて良かったとも思ったし。
 
あまりに怖いと思ったせいか、その日の自分が来ていたブラウスの襟の刺繍の柄とか、プリーツのつりスカートのチェック柄も記憶しているし。
お昼休みの図書室の、書架ごしに、窓からの明かりに埃がキラキラしていた光景もはっきり覚えてる。
 
累一族の墓所の近くには、累の物語を解説する看板も。
この看板によると…
中央が累さんのお墓

右側が助さんのお墓で、一番左側が菊さんのお墓…
なのかな。
 
自分を殺した夫の後妻を6人も呪い殺した累の怨霊が、後妻の娘である菊さんに取り憑いたのを祓った祐天上人が、
その際に用いた数珠や曼荼羅がこの法蔵寺さんに現存するというから、やはり実話なのね。
本当に恐ろしいのは、やっぱり生きている人間なのかもしれない…
親は子を殺すし、夫は妻を殺すんだもの。
それも、容貌の美醜を動機に。
 
祐天上人は、目黒区の祐天寺を開山したお方で、増上寺の36世法主でもあったのね…
しかも、祐天上人が生まれたのは、いわき市の四倉だとか。
もう、何回も足を運んだ大好きな場所なのに…
本当に、何も知らなくてお恥ずかしいことこの上ありませんわ。
 
 

法蔵寺さんの境内の…枝垂桜かな。

蕾も見えないから、さすがにしだれ梅じゃないだろうな…
 
法蔵寺さんの裏手の鬼怒川に、累ヶ淵があるんだって。
またまたGoogleMapさんを頼りに、向かってはみたものの。
車両じゃなかったら入ってもいいのかな…
とは思いつつも。
車を停められる場所もないし。
無理やり入るのもナンだしねえ…
と、土手を眺めていて目に留まったのは。
この写真の奥の方の土手の上にある何か。
もしやあれは水神宮さまかしら。
累ヶ淵は水神宮さまのすぐ近くだとのことだし。
 
とはいえ、すんなり近づけないということは、すなわち
「来るな」
と言われていることだと思っておりますゆえ。
半世紀にわたるワタクシの、
「累ヶ淵」
の物語への恐怖を克服するなんざ、やっぱり無理ではございましたが。
でも、ワタクシ自身は、とり殺される後妻さん達側ではなく、とり殺す累さん側にいるということだけは間違いない。
たまたま、そうならなかったというだけで。
 
まあ、やっぱり、昔も今も美人に生まれた方が絶対にお得よね…
何をもって
「損」
とし、何をもって
「得」とするのか。
それすらも未だによくわからないけど。
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