曇天の下、ライムとハナコを連れて、富士川河川敷をお散歩。
野球だのソフトボールだのを楽しむ人たちでいっぱいの河川敷の上を、通過していったのは…

黄色い小型機に牽引されたグライダー。
『そういや、遠い昔々のその昔、グライダーに乗せてもらったことがあったっけ』
なんて、数秒間の追憶にふけったりして。
『あのグライダーから見た私は、どう見えるのかな…』
ふと、そう思った時に、不意に昔の記憶がゾロゾロ。
子供のころから、鳥みたいに空を飛んで、いつも見慣れている地上の景色を高い所から見てみたいと思っていた。
20代半ばで始めたパラグライダーで、何度か空を飛んだ(正確には、「キャノピーごと風に吹き飛ばされた状態」だった)けど、その時にどんな景色を見たのか、今ではもう全く覚えていない。
地上を眺める余裕なんて、皆無だったってことかもしれない。
見たとしても、
『これが子供のころから見たかった、空からの景色』
なんて具体的な認識は無かったし。
そもそも、自分が曲がりなりにも空を飛んだことすら、ここ10年近く忘れていたし。
もう、忘れたことすら忘れて生きて来てたってことだね…。
たぶん、他にもそんなことが、きっとたくさんあるに違いない。
ま、失くしたことすら思い出さない方がいいものも、沢山あるのかもしれないけど。
思い出したところで、二度と手に入らないものなら、特にね。
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