父のお通夜は お寺にとって重要な法要がある為
亡くなってから4日後に決まった
なんと間が悪いのだろうか
あれだけ我儘で 皆を意のままに動かしてきた父が
ちょび相手に強がりを言い
葬儀を望んだ 旧友の住職のお寺は重要な法要と重なり 会場が別になった
しかし私はそのお陰で 死に目には会えなかったが
父にゆっくりとお別れが言えた
死に化粧をした父は 驚くほど穏やかな顔で 思わず
『 皆がいいなら このままずっとここに置いておこうよ 』 と
子供の様な事を私は言う
少しも怖くなかった その姿が目の前から消えてしまう事の方が怖かった
娘が来る日を 病室でいつも 皆に話していたよ
苦しいけど 頑張って待っていたよ
『 ようやく楽になれたのだから 行かせてあげようね 』 と 兄嫁は云った
『 来なければ良かった
そうしたら お父さんは旅行に行ってると ずっと思えるのに 』
私は 何が言いたいのだろう
孫たちは 口々に
『 おじいちゃんは 私が1番好きだった 』 と話す
なんと 孫たらしな ・・・罪な男
私は実家に到着してから 一度も涙は出なかった
葬儀には 沢山のお花が並んだ 花好きな私は 家に持ち帰った
葬儀を終え 火葬場に向う
私は父に 1番大きな華を入れた
ポロポロ涙が出た しゃくりあげて泣いた
兄がスイッチを入れ 父の姿は 目の前から消えた
骨を拾っている時 白い小さな球を見つけた
聞くと 父が身につけていた数珠の中の一部のようだった
親玉だけが焼けずに残っていて
私はハンカチに包んで持ち帰った
これは ちょびに 身につけさせよう
何となくそう思った
葬儀から戻り 友人の Hさんに連絡をした
彼女のお母様も癌で闘病中です
彼女はカトリックで 週末 教会のミサで オルガンを弾いています
『 日曜のミサで貴女のお父さんの祈りをしたいので 名前を教えて 』
と 云ってくれた
私は少し笑ってしまった
有りと有らゆる 神様が来られても 人たらしの父ならお空で上手くやるのでしょうね
そうして 父との最期のお別れをした
それから・・・ 私とちょびに 不思議な事が起きました
皆様へ: 今は事情があって
どうしても以前の様な気持ちになれず
コメントのお返事を書くことが出来ません すみません
また 落ち着きましたら お返事させていただきます
ぐうちょびmama



