心理療法を通じて、自分の内面を見て行くと、やがて様々な問題がなくなって、
例えば嫌いな人もいなくなるんじゃないか?
と思ったりする人がいます。
そうすると何となく、
無意識に「嫌っちゃいけない」と思い込んだりします。
聖母マリアみたいなイメージに近づこうとする。
でも、
「嫌いな人がいなくなる」というのは誤解です。
元々「好き嫌い」が多すぎた人は、ものの見方の偏りが是正されて、
嫌いな人が減ることはあると思いますが、
元々感情抑圧が強かった人は、
むしろ、「人を嫌ってはいけない」といった
抑圧が解け、
自分の感覚にも正直になる
ので、
逆に「好き嫌い」は明確になるように思います。
では、心理療法で心と向き合っても楽にはならないのか?と言うと、
そんなことはありません。
心がクリアになると、
「嫌いな人」に対する、葛藤がなくなります。
「ああ、自分はこの人のこと、嫌いなんだな」
と理解したときに、
自分に対しても、相手に対しても、
変えようとしたり、
罰を与えようとしたり、
無理に力を加えようとしなくなります。
それは自分も相手も楽にし、
尊重することになります。
だから、結果的に人間関係が楽になるのです。
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。
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