夕方のお散歩で

いきなり歩けなくなったメロディ


 

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病院へ駆け込むも回復せず

翌日の夕方に先端医療センターへ

 

 

 

 

 

 

 

夜ガンが判明し、そのまま入院

すぐに抗がん剤投与へ、となった


 

 

病院まで車で片道30〜40分

メロディが普段食べている

ロイヤルカナンのセレクトスキンケアは在庫がないそうで

いったん自宅に取りに戻った

 

 

『20時までに持ってきてください』

と言われたのが19時10分

犬の世話は10分で済ませ再度病院へ

 

 

こんなことなら

最初から持ってくればよかった

と思ったけど

 

 

でかける時には焦っていて

ハーネスは思い出してつけても

リードは忘れたくらい

フードなんて忘れて当たり前だった

 

 

20時半に病院に到着

インターホンで呼び出すと

担当の先生が受け取ってくださった

 

 

 


 
メロディの今後、選択肢は三つ

 

 

1.何もしない 立ち上がることはない。寝たきりで亡くなるまで痛みに耐える。

 

 

2.痛みを取るのみ。 立てるかわからないが一時的に痛みは引き、元気になったように見える。直に薬が効かなくなる。 再び歩けるとは限らない


3.抗がん剤治療

見積70万円+検査など付随と聞いた

(いつも見積よりほぼ20万円多くなる。結局追加が出て消費税も加算される)

聞けば、毎回検査や薬が別途追加必須だという。 絶対に安くならない。
それはネットで調べた金額の上の上を常に行く。  

そのため100万だと試算した。 99万8千いくら という毎度の大台ギリギリの金額になるでしょう。

嫌味みたいに聞こえるかもしれないケド、 本当払いたくない。 
命はお金で買える

私もメロディの命を買うことになる


だけど最先端の薬は、犬にやさしい

不幸中の幸いで、メロディのガンは

リンパ腫

 

 

だけど抗がん剤治療

もはや恐怖しかない


ガンで失った子達

全員が中型犬より大きかった

保護犬を自宅で亡くすことは

何より嫌だ

 

 

亡くすことよりも

してやれなかったと悔やむことが

一番許せない
 

 

選択肢の話をしていただいても

何も頭に入らず言葉に詰まる私

診察に立ち会ってくれた、

メロディの元・あずかりユキミさんが冷静に隣についていてくれた

 

 

「延命はしません

痛みを取ってください」

と私は言った

 

 

もう何十万円と費やしてきた

時間も、人も…

 



だけど・・・
このまま立てないことが

どれほどメロディには

辛い事か


まだ何も

この子と対話していないのに

2年もあったのに・・・

 

 

 

YUKIMIさんは

メロディは私を大好きだから

一緒にいてもらって幸せだと思う

とポツリ


そうかもしれない

でも私は違うんだYUKIMIさん!



この先ずっと

後悔して死んでいくなんて

苦しすぎる

 

 

せめて、やれることはやった

と思って別れたいんだ

それが新しい家族にお渡しなら一番いい
 

 

抗がん剤にも種類があり

一番安全とされるものを初回に使うとのこと

 

 

『リンパ腫なら初回の投与で劇的に腫瘍が小さくなる可能性が高く(効かない場合もあり)また元気に歩けるようになると思います』

 

 

先生は続けた

 

 

『そうですね、もう12歳ですし

体が丈夫でないなら・・・』

 





 

自分の中で何かが弾けた

 

体が丈夫じゃなければ??

 

 

丈夫です

メロディめっちゃ丈夫です!

 

 

すぐさま言葉が出た
 

 

「やります、抗がん剤

この子は7回も手術をしてきました

最後の手術は4月です

皮膚以外は丈夫なはずです」

 

 

そりゃそうよ

昨日も病院行ってるし

その2週間前、そのまた2週間前も

どんだけ行ってんだよ、ってか

 

 

 

 

副作用については

世話をするのは私しかいないので、一番気がかりだった

 

 

一般的な抗がん剤治療では

嘔吐、下痢、食欲不振、倦怠感

・・・だそうだ

 

 

 

 

ぽてとのてんかん

いきなりの血尿、大量の下痢血便

耳から膿が流れ滴る

腫瘍破裂して滴る膿のケア

犬が暴れて肛門腺シャワー

水様便を頭から浴びる

衰弱犬の保護…

 

 

そんなことを経験してきたから?

副作用の心配が消えた

副作用って、そんなもんなの?
 

 

 

抗がん剤は、

ある種のガンに対しては

ステロイドと同様に

キセキの薬なんだ


副作用をできる限り楽に

できることがみつかった

 

 

何よりも、うちにいる間

メロディには

たっぷり愛する時間がほしかった

 

 

 

 

それでも抗がん剤治療で

1年もてば、と言われた

 

 

途中で力尽きることもある

ラブラドール12才だ

 


再び苦しむことがあれば

腕の中で安楽死、と決めた


何も後ろめたいことはない

生かして苦しめるよりもマシ

 

それでも、そんな子でも

もしかしたら

ここまでやったのだから

後は引き受けます、と

本当に最期をみてくださる方がいるかもしれない

 

 

私は前向きだ

 

 

シニアでも病気でもハンデでも

面倒を見てあげたい

そう思う人は、きっといる

999人中、1人でいい

 

 

 

 

目の前にいなくても

犬の命については

何となく感じるものがある

悪い気 というか空気の重さ

 

 

メロディには感じなかった

体は動かなくても

魂の炎はまだ大きい

 

 

 

帰りの車で、ムギママにお願いした

「ムギママ、見てるよね?

メロディが大変 助けて!」

思わず声に出た

 

 

 

帰り道は一人で帰宅

 

 

メロディのいない我が家は

ものすごく静かで

邪魔されることがなくて

 

 

室内に入れろ!と

ワンワン近所迷惑もなく

 

ハウスで急にウンチして食べたり

オシッコしてその上に寝たり

悩まされることもなく

 

犬スペースの掃除や犬達の食事が

すごくはかどったニヤニヤ

 

 

メロディがいなかったら

暮らしがスムースだった

 

 

私をポンコツにする存在

それが、あなただったんだ(笑)

 

 

 

お金と引き換えに命を手に入れる

簡単な選択じゃなかった

 

 

愛犬には、やらなかった


 

背骨が老化で繋がって

一つの大きな骨になっていたメロディ

背中を程よく曲げられない

 

 

だけど

良い予感しかなかった

きっとさっきよりは、マシ

 

 

と思った