年末ですね。
寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
どうやらここ何日か仙台市内でも熊が出没しているらしく、ちょっと心配。
出かける時は要注意の日々です🐻皆さんも気をつけてくださいね⚠️
世の中はもう仕事納めも終わって、冬休みでしょうか。
私は仕事納めの日は決めていないし、やりたいことがたくさんあるので、
大晦日まで漆を塗る予定です🔥
さて、最近とても素晴らしい機会をいただき、
茶杓に拭き漆を施すという初めてのお仕事をさせていただきました。
今回はその仕事について書いていきます✏️
ある日、当ブログを読んでくださった方からお問い合わせをいただき、
茶杓に拭き漆を施してほしい、というご依頼をいただきました。
「拭き漆」について書いた記事を読んで、私のところにお願いしたいと思って下さったようで、
初めてのことにちょっと驚きましたが、とても嬉しい出来事でした。
所有されている茶杓に拭き漆を施す職人を探していて、
溶剤などで漆を薄めることなく拭き漆をしているという点で、当工房を選んで下さったとのこと。
茶の湯には詳しくない私でも、千利休や古田織部は知っていますし、
茶の湯と漆工芸は切り離すことのできない文化であると思っています。
茶の湯の文化の礎となった安土桃山時代には有機溶剤で漆を薄めることは無かったはずです。
もちろん、拭き漆のできる職人はいくらでもいると思いますが、
「漆を溶剤で薄めない」と公言している方は、あまりいないと思います。
今回、その点で当工房を見つけてご依頼をしていただいたことを、とても嬉しく思っています。
今回拭き漆を施したのは、こちらの茶杓3点。
いちばん手前の茶杓は普段使いの茶杓とのことで、皮目に少し小傷がありましたが、
ご依頼主様の希望で、そのまま上から拭き漆を施しました。
傷の部分に漆が染み込んで、写真のような形になりました。
私としては、傷に漆が入ると目立ってしまうので少し心配したのですが、
拭き漆を施していくうちに、この小さな傷がかえって美しく感じられ、
愛着が湧いてくるように思えてきました。
拭き漆も終盤に差し掛かると、本当にそんな心配は無用だったと実感しました。
また、残りの2点の茶杓。
こちらが拭き漆を施す前の写真です。
こちらの2点は皮目が本当に美しく、素晴らしい素材を使ってつくられたものだということが一目で分かるような茶杓です。
形状も美しく、特に節目のくびれや曲線、先端の樋の部分に魅せられました。
このような茶杓に拭き漆を施すのは、正直なところ少し恐縮するような気持ちもありました。
そのくらい、素材が凄い…と思いました。
こちらの2点は、拭き漆によって樋の部分が特に美しく感じられるようになった気がします。
先日、無事に3点ともお客様にお届けしました。
仕上がりを見て喜んで頂けたようで、私も心から嬉しかったです。
拭き漆を施した茶杓をご愛用いただけたら、私も感無量です![]()
今回このようなお仕事のご依頼いただき、とても貴重な経験をさせていただきました。
決して茶の湯には詳しくない私ですが、茶道具の美しさや奥深さを、少しは実感することができたのではないか…と感じています。
また、こちらのブログのメールフォームからお問い合わせを頂いたことについても、
実はすごく喜んでいます。
工房初期からずっと地道に続けてきたアメブロなので…![]()
本当にありがとうございました🙇♀️‼️
私の大好きな「拭き漆」について書いた記事は、こちらになります💁♀️
よかったら、読んでみてくださいね![]()
当工房へのお問い合わせや修理のご依頼は、こちらからお願いいたします🙇♀️











