この恐ろしい病気を自分で
目にする経験をした方がいる
と思います
ですが、発症率は
これから述べるように
低いようなので
ご存知ない方も
たくさんおられるでしょう
実際、ブリーダーさんの中にも
「我が家でFIPで亡くなった
猫がいる」と聞いて譲渡を
断ってきた方もいらっしゃいました
(もちろんGちゃんママではありません)
コンタミ…そんなイメージを
持つ方もいるのでしょう
このブリーダーさんは
「FIPを経験したことはない」
とおっしゃっていました
さて、
一般的に知られていることから書くと
FIPは「猫伝染性腹膜炎」
という日本語訳があります
しかし実際には
伝染するものではない、と
言われています
もちろん
飼育の状況によっては
まるで伝染したかのように
多発することもあります
たくさんの保護猫さんたち
を抱えた方が次々と
猫さんをその病で亡くした、という
話も読んだことがあります
しかし、たくさんの
闘病記を読んだ感じでは
わりと多頭飼育されている方でも
一頭だけが発症して
寝る間も惜しんで看病した挙句に
愛猫を亡くし
その他の子たちに慰められ、
多少の期間の後にまた
新たに別の子を迎える、
そんな話がたくさん
ありました
続けざまに「うちの子」が
FIPを発症して亡くなる、
そういう話はほとんどありません
ですから、他の伝染性の病気とは
一線を画している、と言っても
良いと思います。
症状には主に二つあって
ウェットタイプと
ドライタイプと呼ばれています
ウェットタイプはお腹に水が溜まる、
いわゆる腹膜炎です
ドライタイプは
体のあちこちに腫瘍ができて
神経細胞や脳にも腫瘍が広がっていって
四肢を動かすことが困難になります
予後はどちらも悪いです
ウェットは薬で押さえ込んで
比較的長く発症後1年以上生きた、
という話もありました
しかしドライタイプは
発症して2、3ヶ月持つかどうか
そのくらいだと思います。
動くことができなくなるので
もちろんご飯も食べてくれないし
強制給餌される方がほとんど。
会社でいえば
資本金を使い尽くして
(新たな利益を得ずに)
配当しているみたいな…
いや、変な例えですね。
とにかく命を形作る
筋肉、脂肪、その他を燃やして
かろうじてその日その日を送っている
そんな感じです
原因はかなり不明の部分も
あるようですが
コロナウィルスだと言われています
コロナウィルス自体は大して
悪さをするものではありません
多くの猫がそもそも感染?していて
それでも無症状か、悪くて下痢をする
程度という説明を読みました
しかし、猫さんの個体によっては
それが体内でFIPを引き起こす原因と
なってしまうらしいのです
発症率は雑種猫でほんの数パーセント
(弱いと言われる)純血種でも
10パーセントもいるでしょうか?
狭いケージに常に押し込められて
暮らしているペットショップの
猫さんたちだと
かなりストレスがかかりますから
10パーセント行くかもしれませんが。
(ストレスはペットには
絶対に良くありません。
乳がんで一番早く亡くなった子は
他の子とバトルするせいで
ケージ暮らしでしたから、
ストレスも人一倍だった
と思います)
FIPで亡くなった子の名前は
タケマロちゃん
たった6ヶ月でこの世を去りました
いつも人間の後を付いて回るような
愛らしい性格、
(動けなくなる前は)
飛び回るのが大好き
そうかと思うと
そっと前足を人間のスリッパの上に
載せて人の顔を覗き込んでいる
ね?可愛い子でしょう。
発症してからは
よく窓辺に座らせてあげると
何時間も空を眺めていました
お外も行ってみたかったでしょうね
すみません、つい
思い出の方を語ってしまいました
病気のことを
淡々と書くつもりだったのに。
はじめに気づいたのは
飼い始めてから
一週間以内のことですが
目に虹彩炎が出たことでした
もちろん最初は
「虹彩炎」などという
名称を知りませんでした
ただ、目の中にぼうっと
色が滲んだみたいな箇所があるなぁ
と思ったくらい。
次はワクチン接種に行った時
ものすごく暴れました
これまで飼っていた雑種猫は
一度もそんなことが
なかったので「ちょっと変かな」
とは思ったのですが、
そういう猫もいるのかな
くらいに自分で自分を
納得させてしまっていたのです
でも後からFIPについて
学んでみると
どうやら自分を
コントロールできなくなって
狂暴になることがある、
ということでした
これが初期段階ですね
さて、
ストレスフリーを楽しんでいる
のかな、と思います。
人間にはある程度のストレスは
刺激。でも、
猫さんたち動物には大敵。
(このお話は、書くのが時に激しく辛くなるタイプの話なので、折に触れて語りますね、あしからず。)


