「100歳」 柴田とよさんの詩集 | 太陽と月のしずく

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あまやどりの店主 アリアこと 阿部直海のつぶやきブログです。

柴田とよさんの 「100歳」の詩集が、点字図書館からきましたニコニコ

早速聞いてみました♪

やはり、じ~んとくる詩ばかりで、どれも 良いので選ぶのに困ったのですが

今の私が「おぉ~っと♪」と思ったものを紹介しますニコニコ


  流行

世界のどこかで
今も 戦争が起こっている
日本のどこかで
いじめも 起こっている
やさしさのインフルエンザが 流行しないかしら?
思いやりの症状が 蔓延すればいい



  お友達

方向先で いじめられ
手水場で 鳴いて
勝手口に立つと
どこかで こおろぎが泣いていた
がんばれ がんばれ
コロコロ泣いていた
あれから 80年
コオロギさんとは お友


  朝顔

家の垣根に朝顔が
一つ ヒッソリ 咲きました
つぎの日 二つ咲きました
三つ咲いたら 出稼ぎの夫の便り 届くでしょう
そんな昔を 思い出す
朝顔 私のすきな花



  倅に 4

職も転々と変わり
良いことがなく
宝くじを買っても 当たったことがない
そお嘆くけれど
しっかりものの 連れ合いに恵まれ
「当たったじゃないの」
人生に 当たりはずれはないのよ
気持ちしだいで 青い空が見えてくる
風の声だって 聞こえてくるわ
さぁ 笑顔をみせて



 がま口

毎年お正月がくると
思い出すの
当時 小学生だった倅が
なっとう売りをして 買ってくれた大きながま口
「母ちゃんへ
お年玉だよ」
って 私に送ってくれたの
かじかんだ小さな手
吐く息の白さ
はじけるような笑顔
私は 忘れない
がま口は今でも 私の宝物
お金は貯まらなかったけれど
やさしさは 今でも沢山入っている



 道

あなたに すきな道だったら
デコボコ道だって 歩いて行けるわ
辛くなったら 少し休んで
空を見て
真っ直ぐ 歩いて行くのよ
ついて来るわよ
あなたの陰が がんばれって言いながら



柴田とよさんの詩は
息子や娘に言ってやりたい思いばかりでした