「たいまつの火」 人の心に灯りをともすのメルマガから | 太陽と月のしずく

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あまやどりの店主 アリアこと 阿部直海のつぶやきブログです。

【たいまつの火】№1220


『心が目覚めるいい話』の中から、心に響く言葉を…


忙しい日々を送っていると、私たちはともすれば目先のことばかりに関心を寄せ、本
来の目的を見失いがちになります。

自分自身が何を目指しているのか、常に心にとどめておく必要があるのではないでし
ょうか。


江戸時代の剣豪、千葉周作が舟で夜釣りに出かけた時のことです。

釣りに夢中になっているうち、いつのまにか帰る方角を見失ってしまいました。

一生懸命目を凝らすのですが、たいまつの明かりが届く範囲しか見えず、案内の船頭
も途方に暮れてしまいました。


それでもなんとか船宿に戻ることができ、一同ほっと一息をついたところへ、海に慣
れている老人がやってきて船頭をこう叱ったといいます。


「海辺に長年住みながら何ということだ。

なぜたいまつを消さなかったのだ。

たいまつがあると近くは見えても遠くは見えない。

火を消せばどんな闇夜(やみよ)でも里はわかるものだ」


これを聞いて周作は、目の前ばかりを明るくしていると、遠くは見えなくなるものだ
ということを教えられたということです。

『心が目覚めるいい話』“PHP総合研究所