11月に執り行われる『大嘗祭』
大嘗祭とは、即位に際し天皇が初めて新穀を食され、皇祖および天神地祇に供し奉る祭儀のこと、つまり即位の礼の後に初めて行う一代一度の新嘗祭です。
※だいじょうさい と音読みするのが正式です。
古くから重視されてきた国家的祭儀であり、日本の祭祀の中で最大規模のものです。
その大嘗祭では祭儀や行事も多く、すでに「両斎国の卜定」を終えています。
斎田(神に供える米を栽培する田)の卜定は、古くは最初に悠紀国・主基国→その両国から斎郡→その両斎郡から斎田が点定されます。
※悠紀は「斎忌・由基」主基は「須伎・次」の意
皇居の宮中三殿の神殿前で、亀の甲羅を使った亀卜による占いで
東日本の悠紀地方に栃木県
西日本の主基地方に京都府
がそれぞれ選ばれています。
ちなみに後鳥羽天皇(1183)以後、幕末の孝明天皇の御代までは、悠紀国は近江国・主基国は丹波国と備中国を交互にあてていました。
そして悠紀殿とは大嘗祭の時に東方の祭場となる殿舎、主基殿は西方の祭場となる殿舎のことをいいます。
先日のミステリー茶話会で、ちょうどこの悠紀・主基のお話が出たんです!
悠紀・主基とは「ス神とユ神」という言霊から来ているのだとか。
こちらの50音表をご覧ください。
50音を半分こすると、ちょうどそれぞれの真ん中に「す」と「ゆ」がきているのがお分かりになるかと思います。この位置は次の通り当てはまります。
神道系の神様の名前には「ス」の言霊が使用される場合が多いですよね。
〈スの神〉
神霊界(霊の面)を司るアマテラス
→伊勢神宮
また「ス」は決定する言霊でもあります。
例→私がやりま「す」
〈ユの神〉
現実界(体の面)を司る大国主(スサノウ)尊
→出雲大社
大嘗祭にて新天皇が泊まられ神様と食事を共にする所は悠紀殿・主基殿といいます。
→東(現界)の悠紀殿・西(霊界)の主基殿
を示すと考えられるそうです。
面白いですよね♪
ですがあくまで一説ですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
大嘗祭までには
抜穂行事・北野祭場行事・御禊・造殿行事
など、まだまだ数多くの祭儀が行われます。
大嘗祭が近づきましたら、また詳しく記事を書く予定でおります。
日本の最大規模の国家的祭儀が行われる時代に立ち会えるとはなんとも幸せなことですよね!
11月が待ち遠しいです
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