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私たちは「ありのまま」を見ているわけではない
私たちは、実は「ものごとをありのままに見ている」わけではありません。
同じ出来事を見ても、人によって感じ方がまったく違うこと、ありますよね。
それは、私たちが起きたことそのものを見ているのではなく、そこに自分なりの意味づけをしてみているからなんです。
言い換えると、私たちは外の世界に、自分の心を映し出しながら生きています。
見ている世界は「自分の内面を映した世界」
「心に響く」と感じる心は、どこにある?
心の状態が変わると、世界も変わる
実は、私たち人間も同じです。
心に余裕があるとき。
ふとした音楽に癒されたり、励まされたりします。
でも、イライラや不安で心がいっぱいなときは、同じ音楽が流れていても、ただの音として通り過ぎてしまいますよね。
その瞬間、私たちが生きている世界には、心に響く音楽は存在していないのです。
私たちはいつも「心を映した世界」に住んでいる
私たちはいつも、自分の心を映した世界の中で生きています。
心がやわらかいときは、世界もやわらかく見えます。
周りの人が優しい人ばかりに見えるときは、自分の中の優しさが、世界に投影されています。
物理的には、ひとつの世界に、みんなが住んでいると言えます。
でも心理的には、一人ひとりが、それぞれ違う世界に住んでいると言った方が近いのかもしれません。
そう考えると、この世には人の数だけ世界がある、ということになります。
「同じ世界を見ているはず」という思い込み
つまり、あなたが見ている世界と、相手の見ている世界は、実は同じではありません。
けれど私たちは、つい
「自分が見ている世界こそが正しい」
「相手も同じものを見ているはず」
と思い込んでしまいます。
だから
「なんでわからないの?」
「どうしてそう考えるの?」
「それ、見方が偏ってるよ」
そんな言葉が、つい口から出てしまうんですよね。
でも、相手は自分と違う世界を生きています。
そう気づけたとき、相手の感じ方や考え方を、
「理解できないもの」ではなく、「私には計り知れない大切なもの」として
尊重できるようになります。
「その人にとっての真実」に耳を傾ける
大切なのは、「どちらが正しいか」ではなく、その人にとっての真実があると知ること。
自分の真実と、相手の真実は、違っていて当たり前なんですね。
だからこそ、自分の見方が唯一の正解という思い込みを、少しだけ手放してみる。
そして、相手が見ている世界に、耳を傾けてみる。
それだけで、人との関係は驚くほどやわらかくなるのだと思います。

