夫の大学時代の友人で

お互いに地元の果物を送り合っている
方がいる

こちらからは毎年みかんを送り
Aくんからは九月にナシが
Bくんからは九月にブドウが届く

私達家族はみんなそれを
楽しみにしていて
夫もなかなか遠方で会えないけれど
果物が届くタイミングで
電話をして、年に二回近況報告していた。

夫が亡くなった時
次男が、AくんとBくんに知らせた方が
良いのではないかと言った
私は少し迷ったけど
遠方で葬儀に来るのは難しいから
結局喪中ハガキのタイミングで
訃報をお知らせした

ハガキを送ってすぐにAくんから
自宅に電話があった
夫の急逝に驚いて慌てて
電話をかけてきてくれた感じだった

その後すぐにお香典が書留で届き
中には丁寧なお手紙が同封されていた
私達家族をいたわる内容だった

年が明け、いつもみかんを送る時期に
なったので、これが最後のミカンです、
ということと、今までのお礼などを
したためた手紙を同封した

やがてAくんから
みかんのお礼と、もしよかったら
またナシを送らせてほしいという
電話をいただいた
ナシの件に関しては丁重に
お断りした
いつかどこかで終わらせるものだから。
でもAくんのお気持ちは嬉しかった

みかんはBくんにも送った
手紙も同封して。
Bくんからは喪中ハガキを送っても
みかんを送っても
何のリアクションもない

Bくんを責めているわけではありません
お香典が欲しいわけでもありません

ただあまりにもAくんとBくんの
行動が違いすぎてちょっと
寂しいなと思いました

Bくんにとっては友達は私の夫
家族からの手紙もみかんも
どう反応して良いのか分からないのかも
しれません
私がBくんに連絡することも
もう一生ないと思うしね。
ただ、今まで続いたBくんとの果物の
交流の終わり方がちょっと
寂しいなと思っただけ。