†その名はエリヤ†《1》 | みらくる☆彡

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預言者エリヤ


 今回は
預言者エリヤを取り上げたいと思います。

エリヤは聖書に登場する人物の中で
たいへん特異な存在であると思います。

その理由の第1は、
死を見ないで天にあげられた
ふたりのうちのひとりであるということ。

その理由の第2は、
イエス様が十字架を前にして
その最期の時について話し合うために現われた
ふたりのうちのひとりであるということ。

そしてその理由の第3は、
メシヤが地上に現われる前に遣わされる
預言されているということです。

一言で言えば、
非常に神様に重用されているのです。

その生涯が
神様に喜ばれ信任を得たものであったということです。

以上のことを念頭におきながら
エリヤの生涯を追ってみましょう。


エリヤ登場


 どうしてエリヤはそのように
神様に喜ばれ信任される者となったのでしょうか。

それは信仰の見られないところで
信仰に生きた人であった
ということではないでしょうか。

第1にその地方、第2にその時代。

 まずその出身地から見てみましょう。

ギルアデのティシュベの出のティシュベ人エリヤ」 (Ⅰ列王記17:1)と紹介されています。

ギルアデは、
イスラエルがカナンに入植する際、
ヨルダン川の東側でガド族に分割された地です。

エリヤの先祖は、
そのとき神様の約束の地を目の前にして、
そのギルアデの地が家畜に適した地であると、
ヨルダン川を渡って神様の約束の地に相続地を得るのを拒み、
神様の約束よりも
家畜のことを優先させるという不信仰を貫いた人たちでした(民数記32章)。

このことは後々、
物議をかもしたり(ヨシュア記22章)、
周辺諸国、
特にアモン人からの脅威にさらされ、
同胞を思うイスラエル全体に悩みを
残すことになります(Ⅰ列王記22章他)。

このような不信仰の地から
義人(ヤコブ5:16)エリヤが登場しました。

彼は表舞台に登場する前に荒野にいて
祈りの生活をしておりました
(ヤコブ5:17)。

このことは大切なことです。

神様によって用いられる器は、
隠れたところでの祈り、
働きがあるのです。

こうして不信仰の地から
信仰の人エリヤが登場しました。


 次にエリヤの生きた時代から考えてみましょう。

エリヤのアハブ王への警告の言葉から
エリヤの物語が始まります(Ⅰ列王記17:1)。

当時、
北イスラエル王国を統治していたのがアハブ王でした。

彼はその妻に
シドン人の王エテバアルの娘イゼベルを迎えました。

彼女はバアルとアシェラという偶像を
イスラエルに持ち込みました。

それまでのイスラエルの王様も
不信仰を責められるものでしたが、
アハブ王は積極的にバアルを自ら拝み、
バアルの宮を建て、
祭壇を築くのです(Ⅰ列王記16:31~33)。

その勢いは、
イゼベルの食卓につくバアルの預言者が実に450人、
アシェラの預言者も400人にもなるのです(Ⅰ列王記18:19)。

主の預言者たちはイゼベルによって殺され、
オバデヤによってかくまわれた預言者たち 100人は
ほら穴に隠れているという始末でした(Ⅰ列王記18:4、13)。

このような信仰的暗黒時代にエリヤは、
バアル礼拝を持ち込み
暗黒時代をもたらした張本人であるアハブ王の前に現われ、いきなり

「 私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。」

(Ⅰ列王記17:1)
と宣言するのです。


エリヤは状況に関係なく、
ただ神様のみを見上げる信仰の人でした。


 このようにエリヤは、
信仰の見られない時代に信仰に生きた人でした。

神様はエリヤの信仰を喜ばれます。


つづく。。。