共に暮らしていた
動物が旅立つと、
ぼくら飼主の心には
いろんな感情が一気に
押し寄せてくる。
悲しい、つらい、
苦しい、さみしいなど。
いろんな感情が
ごちゃごちゃに入り混じって、
どうしたらいいか
わからなくなる。
「もっと何か
できたんじゃないか」
「この選択で
よかったんだろうか」
そんな思いが何度も
頭の中を駆け巡り
胸が締めつけられる。
動物がいなくなった
現実を受け入れられなくて
涙が止まらない日もある。
時間が経つと
少しずつ変化が起きてくる。
最初に徐々に薄れていくのは、
「苦しさ」だったりする。
胸をぎゅっと
締めつけていた痛みが、
ほんの少しだけ軽くなる。
次に、つらさや悲しみが、
少しずつやわらいでくるのさ。
もちろん、すぐじゃーない。
人によっては、何ヶ月も、
何年もかかることもある。
それでも、確実に変わっていく。
そして、最後まで残るのが
「さみしさ」なんだと思うんよ。
ふとした瞬間に思い出す
いつも寝ていたところや
ごはんを食べていた場所
好きだったところ
家に帰ると迎えに
来てくれる風景。
そこに、姿がないことに
さみしさが押し寄せる。
この「さみしさ」は、
実はとても大切な感情なのさ。
さみしいということは
それだけ深く
愛したという証。
それだけ大切な時間を
共に過ごしたと言う
証拠だから。
悲しみやつらさ、
苦しさが和らいでくると、
人は少しずつ
前を向けるようになる。
また笑えるようになったり
誰かと話せるようになったり
新しい一歩を
踏み出せるようになるんよ。
それは決して、
その子を忘れたわけじゃーない。
その子がくれた時間や思い出が
心の中に色濃く残っている
からなんだと思う。
さみしさと一緒に思い出す。
楽しかったこと。
笑ったこと。
幸せだった時間。
ぼくら飼主は
悲しみを
乗り越えるんじゃなくて
その子との思い出を
抱えながら
少しずつ次の人生を
歩いていく。
さみしさが残るのは
それだけ深く
愛した証だから。
そしてきっと
そのさみしさの奥には
その子と過ごした
たくさんの幸せが
残っているんだと思う。
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