今年5月に南青山にオープンした「THE BOOK」。
今までの業界にはない、体感型スパブランドですが、
化粧品とスパの香りの開発プロデュースをさせて頂きました。
かれこれお付き合いは長く、何年か前から何度もパリと東京で
打ち合わせの回数を幾度となく重ねてようやくできた自信作の香り。
これもマネジメントの方々の情熱とこだわりの結果だと思います。
化粧品の原材料も、今まで開発に関わってきた中でも最上級のものばかり。
他ブランドでは不可能なことを色々な意味で可能にできたと思います。
香料でいうと、最高級である沈香を使ったり、
滅多にない機会に私もドキドキ、そして新たな領域へジャンプした気分でした。
(通常どのブランドがNoということを敢えてやって個性を目指したブランドです)
香りの方向性についても、今までにはない常識を超えた最上級の香り、そしてフェイスケアなのにオリエンタル系の香りが欲しいと依頼、大変なチャレンジでした。
化粧品にオリエンタル系の香りを採用するのは前代未聞だし、使用者がどう思うかということにもとても心配、沈香という重いウッディな香り(通常はヨーロッパではハイエンドなフレグランスで使われているのがほとんど)。
それをどう心地よく肌につけられるだろうかと試行錯誤の日々でした。
(何度となく修正を重ねた香りは回数も数えられないくらいです)
出来上がった香りは、沈香やサフラン、生姜やパチュリ、そして重みを飛ばす正反対の要素のペパーミントで、多面性のある香りに仕上げました。
沈香の陰と陽、深い落ち着きと新鮮さの相反する要素が意外なハーモニーを奏でて
脳を刺激するイメージ。想像以上の素敵な香りに仕上がったと思います。
この香りは製品ラインと同時に、青山のスパ館内でも香っていますので、
ぜひ一度足を運んでみてください!
コンセプトの奥深さが香りのこだわりからも感じられると思います。
こんな風に、また香りにこだわるプロジェクトに出会って日本に良い香りを届けられたらと思います。


