週末東京や、近郊では外出自粛制限が
出ていますが、
自粛する意味をちゃんと知れば、
個人個人の意識も変わって
来るのではないでしようか?
ヨーロッパに在住する日本の方が、現状を綴ってくれています。
以下、長文ですがお読み下さい。
本文より↓
コロナが猛威を振るうヨーロッパから
一生懸命、分かりやすくお伝えします。
状況はかなり深刻です。
日本でもロックダウン処置が
あり得るかもしれないとの発言を
拝見しましたが、
驚くのはそれに対する批判の声の多さ。
桜はそんなに大事ですか?
卒業式はそんなに大事ですか?
経済破綻の方がよっぽど
危険だという声
(トランプ大統領も一生懸命声高く
繰り返し主張してますね)
ももちろん理解しています。
どれだけの人が失業するか、
営業できなくなるか、
想像し始めたら眠れなくなります。
インフルエンザみたいなもの、
とか、かかっても死なないから大丈夫、
とかも理解できます。
実際のところ、そうです。
多くが回復します。
しかしながら、ロックダウンの真意は、
私みたいなものが
コロナにかかからないため、
ではなくて、
「医療パンクを避けるため」です。
イタリアではしばらく前から
すでにこのパンクの状態になっています。
パンクの状態とは、誰を助け、
誰を見捨てるかを
選ばなければいけない状態です。
イタリアでは高齢者を見送り、
若い人を助ける措置を続けています。
老人ホームなどでの感染が疑われても、
病院に運び込むことすら
しないのだと知りました。
運び込む病院がない。
運んでも助ける医療設備がすでにない。
だから他の住民を
感染させてしまうのがわかっていても、
そのまま老人ホームに
残すしかないという状況なのです。
そして誰しもが予想できた結果なのに、
そのまま救命措置なしに、
集団で亡くなっていく状況なのです。
患者の目を見ることができない、
目を伏して、ただただすべきことを
実行している毎日だと
イタリア医療関係者が労働状況を
訴えています。
フランスもそのイタリアの
惨状レベルに、一歩足を入れた
状態になっています。
アルザス地方では
軍の簡易医療テントを設置し、
昨日から治療が開始されました。
まだ余裕のある他の地方へ
電車や船での患者移動もしています。
一人でも多くの人に治療のチャンスを
与えるために。
Réanimationと呼ばれる重態の
段階になると、呼吸アシスト設備、
心拍数の管理等、高価な医療設備が
必要になります。
そしてその状態になると、
向こう3週間はそのベッドは
空かない、ということです。
死去の場合のみ、三週間以内に
ベッドが空くということです。
現在526というアルザス地方の
重篤患者数は、来週も再来週も
500前後だ、ということです。
アルザスの重篤患者受け入れ
キャパシティは450と
言われていました。
すでにオーバーしているのです。
軍の簡易テントのおかげと
その他プライベートクリニックなどの
協力でそれが900になった、
というのが昨日のニュースです。
ロックダウン処置をする理由は、
これをなんとしてでも
避けないといけないからです。
なんとしてでも
その波が来るのを遅くし、
ベッド数を増やす処理をすること
(例:軍の簡易施設)、
波を小さくするために
とにかく感染者を減らすこと。
私やあなたが感染するのを
防ぐのではなくて、
私やあなたみたいな、
かかってもおそらく死なないだろうが、
そこらじゅうにウイルスを
撒いてしまう人を減らすことなのです。
戦争なのです。
ついこの前までカーニバルで
盛り上がっていたイタリアは、
今や誰を見捨てるか
誰を助けるかの瞬間を生きています。
イタリアは、色々非難されていますが、
2月の時点で、入国者全員の熱を
測っていました。
カスタムには長蛇の列が
できていましたが、
一人一人全員の熱を測りました。
日本もフランスも、
その処置はしていなかったと
記憶しています。
フランスはまだピークに
達していません。
まだまだフランス人も
まさかイタリアみたいにはならない、
ウチは大丈夫と思っています。
日本の皆さん、本当にお気をつけて。
深刻さが伝わると幸いです。
死者の数の裏に、家族が、妻が、
夫が、子供が、孫がいるのです。
