【富嶽百景】 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

【富嶽百景】
太宰治(著)
ニンテンドーDS文学全書

先日読んだ【人間失格】で、太宰に興味を持ったので読んでみた。

彼が、31歳のときに書かれた、紀行文である。
小説ではない。

この翌年に【走れメロス】を書き、9年後に最後の【人間失格】を書き、自殺する。

この辺の、彼の心の動きの変化が、少しでも掴めるかとの期待があった。

読んでみると、思ったよりまともな人間と感じる。
でも、やっぱりひねくれ者でもある。

日本人は富士山というと、まず美しい山との刷り込みがある。
悪く言うはずがないという前提である。

そこを、ひねくれ者の彼は突っついた。

山頂の角度が鈍角であることを指摘し、ナンだボテッとした山じゃないかっと、書き始める。

相当ひねくれている。

だから、富士山をけなしているとの批評があるようだが、そうじゃない。

嫌いだったら、あんなに長く、富士山が見える茶屋に滞在するわけがないではないか。

富士山や、それを取り巻く風景、人間模様を何気なく描いているようで、(ひねくれていはいるが、)自分独自の心で見ていることには、流石に才能あるなと感心させられる。

余談として、津島(旧姓石原) 美知子とのお見合いの話があり、彼の純な感情が表れていて、微笑ましかった。