【O・ヘンリ短編集(二)】
O・ヘンリ/著
大久保康雄/訳
新潮文庫
1969/03/07発行
短編集(一)に続く、2冊目である。
ちょっとしたO・ヘンリのファンになってしまった。
もう手元には(三)も購入済みである。
彼についての感想は、既に書いたので繰り返さない。
今回は、彼のスタイルである「最後のオチ」を推理しながら楽しく読んだ。
短い文の中に、オチの手がかりがきちっと書かれている。
だが、殆どの場合、私の推理はハズレであった。
でも、裏を書かれたこと自体がまた楽しい。
私が思うに、彼は優れた「ヒューマン・ウォッチャー」であったと。
当時、こんな言葉があったがどうかは知らないが。
豊富な教養に支えられた、ちょっと高い位置から人間を観察していたに違いない。
ちょっと高い位置というと、鼻持ちならない態度になりがちだが、彼の場合は、ベースに「人間に対する慈しみ」がある。
そこが、彼の魅力なのだろう。
オット、これは繰り返しになったかもしれない。