再々度イージス艦「あたご」のこと | so what(だから何なんだ)

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しつこいようだが、どうもイージス艦「あたご」の報道が気に食わない。
昨日など、NHKで元艦長だか、副幕僚だかなんだか知らない退役自衛官が出演して、事件についての能書きを垂れていた。

何回も繰り返すが、事故原因はまだ調査中で解明されていないのである。
その段階で、自衛艦側の見張り不十分だとか、当直士官の責任だとか、艦長の責任だとかを云々するには時期尚早なのである。
ましてや、「イージス艦の乗組員は、皆エリートで、心に奢りがあった」などと発言する事は、正気の沙汰と思えない。
こういう輩が自衛隊の中でトップに近い位置にいた事自体、自衛隊としての組織に不安を覚える。
「私だったら、こんな事態は引き起こさなかった」と、自分の自慢話である。
卑しくも、苦境に陥っている自分の仲間だった人たちをとやかく言うことは、人間性を疑う。

私は、どちらの肩を持っている訳ではない。
今の報道には、ひょっとして、漁船側に過失があったのではないか?という視点が完全に欠けている。
原因が究明されるまでは、その可能性も残すべきだといっているだけである。
行方不明のお二人には気の毒だが。

自衛艦側は反論する事も出来ず、叩かれっぱなしだ。
なにも、私は自衛隊の関係者でもなんでもない。
ただ、昔、船乗りだったというだけの観点から書いているだけだ。

マスコミは、古くは長野サリン事件の河野義行さん、近くは香川の祖父母孫3人不明事件の山下清さん。
何度も、同じことを繰り返している。
相手が、自衛隊なら叩いても反論できないだろうという、根性が見え透いて好かん。

ここで、繰り返し書くが、相手が衝突コースにないと判断すれば、相手を右に見ようが何が、回避行動は取らなくてもいいのである。
それが自動操縦だろうが何が、関係のない事である。

捜査のポイントは、お互い衝突コースにあったのか。
あったのなら、お互いいつの時点で判断したのか。
それに対し、お互いどう行動したか。
この究明に尽きるのである。

今現在、それが行われている。

今回の事故は、本当に不幸な出来事である。

一般の人に知ってほしいのは、船乗りという仕事は、いまもって「板子(船底の板)一枚下は地獄」の世界なのであるということ。