・・・・・・・っということで、寿司屋ではいまいちノリが悪かったので、次はオススメされた居酒屋へ。
正面にカウンター、手前は椅子席。
カウンターの左右端には地元の男が席を占めている。
女将と目が合い、真ん中の席に招かれる。
刺身の盛り合わせ千円なりをオーダーする。(報告済み)
右の若者、っといっても40歳代と意気投合。
前の寿司屋と違い、入店から店を出るまで喋りっぱなしだった。
地元を出て東京で働いたこともあったらしいけれど、いまは戻って子供たちの施設にケータリングサービスの会社を立ち上げたそう。
もう佐渡を出るつもりはないそうだ。
思いがけず知識が豊富で、経済の話、政治の話、トランプなど何でも話題についてきた。
佐渡島はトライアスロンが有名で、彼も参加するそうだ。
自転車が一番キツいだろうと聞いたのは、島の周囲は大体200kmと知っていたからだ。
しかし、一番辛いのが水泳だという。
速い人は集団を避けてスイスイ泳ぐのだが、彼らのような下手くそは、集団の中で蹴られ引っ掻かれるからだそうだ。
何事も聞いてみなきゃ分からない。
島民はフェリーの割引運賃が適用され、だいたい2,200円のところが1,500円くらいなのだそうだ。
それでも滅多に新潟には渡らないという。
確かに、新潟も人口が減って、三越が撤退するというニュースが流れていた。
宮古島に行ったときも感じたのだが、島の生活はぼくの性に合わない。
宮古島に比べて佐渡島は遥かに大きな島なのであるけれど、やはり島のサイズが頭の中にインプットされ、それが行動範囲を規定してしまうのだ。
どの道を進んでも、絶対に海に突き当たるのだ。
そこから先に行こうとすれば、海を渡らなければならない。
この当たり前の現実が、心の中に棲みつくことにぼくは耐えられない。
4時間もドライブすれば太平洋から日本海に縦断できる島に住んでいるくせに、大層な言い掛かりではあるけれど。
・・・・・・・
千石船展示館で出会った佐渡生まれのオッサン。
トロンボーンを吹くそうだ。
現在は新潟で商売をしているが、家を継ぐはずだった兄が亡くなり、実家が空き家になったので度々島に帰ってきているそうだ。
地元なのに、千石船展示館に来るのは初めて。
実家を喫茶店に改修して、地元の老人たちの憩いの場として開放しているとのこと。
ゆくゆくは帰ってきたいそうだ。
ぼくらよそ者にとってはとても耐えられそうにもない島の生活でも、生まれ育った者にとって、特別な愛着を懐かせるものなのだろう。
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佐渡島の人たちは概して話好きが多いように思える。
しかも、話の内容がいきなりプライベートであることに驚かされる。
佐渡島というと流刑の地という誤った先入観を持っていたことが恥ずかしい。
書いた以外の人たちも、ちょっと場所を聞くだけでも話が長くなる傾向がある。
実に愛すべき人たちでした。(^^)/