・・・・・・・っということで、サイレンの音が近づいてきて、そのまま去っていくかと思っていたら、すぐ近くで止まりました。
さらに次から次へとサイレンがあちこちから集まってきます。
一方通行の細道でも逆走してきます。
二階の窓から覗くと、周囲の道は総て消防車で埋まっていました。
野次馬根性丸出しで、サンダルを突っかけて外に出ます。
何か焦げ臭い臭いがするような気がしましたが、それが本当に臭うのか、単なる自己暗示か判りません。
ましてや、煙も見えません。
消防士たちは実に素早く動いていて、消火栓にホースを繋ぎます。
ホースが伸びる先にどんどん歩いて近づきますが、だれも制止しません。
警察官が交差点にいましたが、交通整理もせずぼぉ~っと眺めているだけです。
どうやら奥まった家のようです。
先端から水が漏れているホースを持って消防士が引き返してきます。
消防士の一人が台所でのボヤだとつぶやきました。
消防車の台数を数えてみると7台、赤いワゴン型が3台集まっていました。
これだけ大勢の人間が集まってきているのに、聞こえるのは無線からの声だけです。
すでに片付け作業に入っている消防士もいました。
一方通行の道をバックで誘導する声が響き始めました。
家に戻ってから窓から覗くと、ものの10分も経っていないのに、総ての車両が撤退していました。
感心したのは、その素早い行動ばかりではありません。
無駄口をたたく消防士が一人もいないことに感動しました。