イラン人映画監督のエブラハム | 国際交流JustNow

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珍しい国の人からリクエストが届くとワクワクします。
 
とくにイランは行きたい国No.1なので余計に嬉しい。
 
日本人のイランのイメージは、
 
・危険
・核
・戒律が厳しい
 
仕方がないのですが国際ニュースからの情報がほとんどなのでこういう結果になります。
 
しかし実際にイランを訪れた人たちは口々に、
 
「素晴らしい国だった」
 
「建築物が飛び抜けて美しい」
 
「イラン人がとても優しい。街を歩いていると、飲み物を奢ってくれたり、家に泊まれと言ってくれた」
 
「街が清潔だった」
 
などなど絶賛の嵐。
 
ニュースで報じられるイメージと実際は違うという典型的な国です。
 
 
 
エブラハムは珍しいタイプで、なんと10歳までアメリカに暮らしていました。おじさんが革命に参加するためにイランに帰って、お父さんがそれに続きました。
 
一番驚いたことはアメリカでは毎朝授業前に国旗に向かって、胸に手を当てて国歌を斉唱します。大谷選手とかがしている儀式です。
 
イランに行くと、テレビではそのアメリカの国旗を焼いたり踏み潰したりしていて、間逆すぎて大きなショックを受けたそうです。
 
 
お父さんは革命後にアメリカからイランに帰って、イラン新政府のために働いたそうです。
 
そのお父さんとは全く話が合わないそうで、すぐに喧嘩になるとか。
 
お父さんは経験なイスラム教徒。イラン国家に忠誠を誓う愛国者。
 
エブラハムは熱心なイスラム教徒ではない。イラン国家をそれほど信用していません。
 
でも、お父さんの話のほとんどは、
 
「モスク(イスラム教の教会)へいけ。神に祈りなさい。結婚して子供を作りなさい。」
 
あとはテレビのニュースに関すること。
 
エブラハムがどこに旅をしようが全く関心を示さず、同じ話ばかりをするとか。
 
「世の中には楽しいことがたくさんあるのに、視野が狭すぎる」「僕が何を話しても関心を示さない」のでとてもさびしそうでした。
 
 
繰り返し、「みんな海外へ行くべきだ」と力説します。広い世界を見て、自分たちがいかに狭い世界の狭い価値観や常識に縛られているのか、そして世界にはもっともっと楽しいことがあることを知ってほしい!! 僕も激しく同感しました。
 

 

他に聞いたことをシェアしますね。

・イランは国際都市(コスモポリタン)なので、いろんな民族が仲良く共存している。クルド人やユダヤ人まで!! シナゴーグというユダヤ教の教会もある。

 

・世界でイランの言語ペルシャ語を公用語にしているのはアフガニスタンとタジキスタン。タジキスタンに行ったとき、イラン人だというと人々から大歓迎されました。

 

・イランはペルシャ民族。他の中等はアラブ民族。全然文化が違っていて、自然が豊かで雪も降るため、他の中等みたいな砂漠地帯ではない。アラブで盛んな鷹狩もないし、ラクダもいない。

 

・ヒジャブなどの強要があったり女性にとってはとても住みにくいので、みんな国外に逃げたがっている。妹二人はアメリカに移住した。エブラハムはアメリカ国籍を持っているので、よくアメリカに行く。

 

・若い女性は国外に逃げるので、結婚ができない

 

・ヒジャブを外していたら、道徳警察から注意を受けるけど、ちょっと離れたら外して抵抗しているそうです。

 

・クルド人はとても強い民族。2022年にヒジャブについて警察に抵抗して亡くなった女性もクルド人。ただ、独立は相当難しい。

 

・昔イランと戦争をしたから仲が悪いのかと思ったら、イラクはイランと同じシーア派が多数派なのでとても仲が良い。イラクのフセインはスンニー派。国民がイランの協力を受けて反抗しないように、イランと戦争したそうです。イラクにはシーア派の聖地があって、イラン人が巡礼に行くとイラク人が大歓迎してくれるそうです。

 

・前にうちに泊まったイラン人は日本のビザを取るのが大変だったと言っていたが、エブラハムはアメリカ国籍なので簡単だった。

 

・イラン人はホスピタリティが素晴らしい。国外に逃げたイラン人がイランのホスピタリティが忘れられなくて帰国するパターンもある。

 

・イラン人に人気の職業はエンジニア。でも人数が多すぎるので、職につけない。エンジニアなのに海外に逃げるとウエイターとかをしている。イランでエンジニアをするより、自由な海外でウエイターをしたほうがマシだと思うから。

 

 

・イランはアメリカから制裁を受けたあと、日本や韓国の企業がイランを離れた。トヨタやサムソンなど。その工場をそのまま使って製品を別ブランドで作っている。中国企業はずっといる。

 

・おしんが大人気。子供の頃から見ている。アニメもたくさん。(イランでおしんが人気なのは有名な話ですね。今年、小林綾子さんがイランを訪れたとニュースになっていました)。黒澤明監督の映画作品が大好き。

 

 

 

・アメリカの制裁があって経済はずっと悪く、物価が上がっていて、とても住みにくいそうです。お父さんがしてくれた唯一ありがたかったのは家を買ってくれたこと。高い家賃を払う必要がないので楽みたい。

 

・仕事は映像や映画を作っています。イランは昔から単館映画でよく上映されていますよね。

 

・日本のトイレはすごい。世界中で見たことがない。

 

・今回の旅はイスラエルがテヘランを攻撃したとき、家の近くに爆弾が落ちて、嫌になったので逃げるように海外を旅しています。

 

近い将来、イランには絶対に行きたいと思っていますが、またイスラエルと戦争になるのなら難しいですね。ギリギリまで分からないのが残念です。

 

ただ、イランの美しい建築物や優しい人たちと交流したいです!!