ルクソールの船に乗っていたら、隣に座っていた若者から、
「それは何ですか?見せてください」
と言われ読んでいた地球の歩き方を手渡しました。何でも旅行業界に進みたいらしく、写メを撮っていました。
どこに行くのかと聞かれたので、バスの事務所に行くというと、
「一緒に行こう」
とミニバスに一緒に乗ったらバス代を出してくれました。
途中で運転手とバイクに乗っていたおじさんと揉め事が始まって、殴り合いの喧嘩になりました。その学生さんはすぐにバスを降りて止めに入りました。勇気あるなぁと感心。
その後、連絡先を交換。明日同じケナに行くことになりました。
翌日、電話がかかって来て
「夕食をご馳走します。是非来てください」
とのこと。ちょうど、ケナからフルガタ行きのバスまで1時間半くらい空きがあったので、タクシーで向かいました。
指定された場所に着いてもよく分からないので、そこにいた不良少年達に助けを借りてやっと学生さんに会えることが出来ました。
頭の良さそうな雰囲気を醸し出している好青年で、自分の住んでいる学生アパートまで結構な距離を歩いて行きました。
舗装道路が終わって地面剥き出しに。外国人なんて一人もいない地区らしく、やたらと注目を浴びました。
ゴミがたくさん落ちてます。
心配そうに見る僕に対して、
「道は汚いけど、部屋は綺麗にしているから心配要らないよ」
と安心させてくれましたが、
心のどこかでは、
「もしかして、テロリストだったら」
とかよぎりましたが、どう考えても好青年なので信用して着いていきたどり着きました。
部屋につくととっても感じの良さそうな若者が出迎えてくれました。
Gamelの親友で医学生だそうです。
どこからどうみても好青年!!
エジプトにもいるんだなぁ。。。と嬉しくなりました。
こんなお部屋でしたよ。
学生さんなのにわざわざ料理を用意してくれました。
どれも美味しかった!!
真ん中の青年が22歳くらいのGamalくん。
法学部の学生で、将来は観光業に就きたいそうです。
右の彼が医学生。近々お医者さんになります。
なんとなんと彼はエジプトのキックボクシングチャンピオン!!
YouTubeを見せてもらいましたが本当に強い!!
タイでの試合に招待されて勝って500ドル賞金をもらったとか。
来月試合があるというのに、バクバク食べているから心配になりましたが、
体重は問題ないみたいです。
エジプトで色んな所で騙された話をすると、
がっくりしていました。
エジプト人として恥ずかしいと思ったみたいです。
ただ、みんな貧しいのでまじめに1日働くよりも、
二人くらいをちょっと騙せば簡単に同じお金が入るからなんだと教えてくれました。
外国なんて一度も行ったことがない。
お金がない。
本当はヨーロッパに行きたいそうですが、
叶えるのはお金がかかる。
学校、バイト、キックボクシング、ボランティア(知事の活動を手伝ってみるみたい)、大変だ。
エジプトで1年で稼ぐお金がヨーロッパだと1ヶ月で稼げる。
夢を叶えてほしいな。
ちなみに友達の医学生は医者になれば日本と同じで給料が良いので、
ヨーロッパなんて簡単に行けるそうです。
医学生の友達に、
「なんで医者になろうと思ったの?」
と聞くと、
心臓部分に指を指して、
「人を助けたかったんだ」
と涙が出るようなことを言ってくれました。
僕なんて自分のお金儲けばかり考えているので
人間として質の違いに恥ずかしくなりました。。。
帰りにバスでフルガダに行く出発時間が18時30分。
気づいたら10分前。
これはやばいと焦ってウーバーを呼びました。
Gamelは全然焦らずに、
「このバスはルクソールから来るんだけど、必ず遅れるんだ。
心配要らない」
というけど、こっちは焦って焦って、乗り遅れたらどうなるんだと心配でなりません。
案の定、ついたら18時50分。なんと出発時間の20分遅れ。
バスなんて影も形もない。
「もう駄目だ」
とがっくり。
するとウーバーの運転手がバスの事務所に話をしてくれたら、
まだバスが着いていないというのです。
そんな馬鹿なことがあるかと思ったけど、
数分もするとバスが到着!!
九死に一生を得ました。
Gamelに連絡すると、
「だから言っただろう」
と笑われました。
郷に入っては郷に従えですね。
日本だと遅れて出発なんてほとんどないよって言うと
驚いていました(笑)
たまたま船で隣り合ったエジプト人とこうして仲良くなれるなんて
縁って不思議ですね。
この二人は将来必ず社会で活躍すると思うので、
再会がとっても楽しみです。








