クリスマス・イヴですね。
街には灯りがともって。
音楽が流れて。
世界は、なんだか優しく見えます。
でも。
ふと、思うことがあります。
人間は、ときどき。
この世界を「自分たちがつくっている」と、錯覚してしまう。
まるで、すべてをコントロールできるみたいに。
でも、ほんとうは。
世界のほうが、ずっと大きい。
そんな勘違いが。
少しずつ、傲慢さを生んで。
そのひずみが。
あちこちで、問題として顔を出す。
それだけのことなのかもしれません。
時代は。
誰かが無理やり動かしているわけじゃなくて。
川の流れみたいに。
静かに、でも確実に、移り変わっていく。
歴史というのは。
そういうものなんだと思います。
それを忘れてしまうと。
人は、流れに逆らおうとする。
すると。
世界は、落ち着かなくなって。
不安や不満が。
あふれ出してくる。
先が見えない時代。
ぼくたちは。
その中に、否応なく巻き込まれていきます。
でも。
抗うことだけが、答えじゃない。
流れを知って。
流れを受け入れて。
その中で、自分の立ち位置を探す。
それだけで。
心は、少し静かになります。
クリスマス・イヴ。
世界を支配しようとしなくていい。
ただ、この世界の一部として。
今、ここにいることを。
ありがたく思えたら。
それは。
とても、人間らしい仕合わせだと思うのです。
メリークリスマス。
どうか、穏やかな夜を。
