あの日の婚活パーティーのクライマックス。
「気になる人の番号を書いてください〜」というアナウンスに、私は心臓バクバク。
意中の彼の番号を、これでもかというほど慎重に……書き込むつもりだったのに。

提出して5秒で悟りました。

──あ、これ、別の人の番号や。

私の手、どうした?
緊張で勝手に暴走した?
今から忍者のようにカードを取り返すことはできない?
(できない。)

結果発表の時間になり、私は「今日はおとなしく帰ろう…」と、すでに敗北者の顔で立っていました。

ところが。

「○○さん、マッチングおめでとうございま〜す!」

え? 誰? 私?
私なの? 間違えて書いたのに!?
心の中でツッコミが渋滞しながら相手のところへ行くと、そこにいたのは…

本命の彼。

思わず二度見。
彼も照れて笑いながら、「番号、僕も書きました」と一言。

(ありがとう…ありがとう…!私のポンコツを全力でカバーしてくれて!!)

こうして、
“間違えたのに当たる”という、ガチャみたいなマッチングから始まった私たち。

後で友達に話したら、
「もはやそれ運命じゃなくて、神のフライング補正じゃん」
と言われました。

…でもまあ、こういうドタバタから始まったほうが、私にはぴったりなのかもしれません。

これが、
おっちょこちょいの私の運命のはじまり