たとえば
「ナポレオンを主人公にしたエンタメ、おしえて」「ユリウス・カエサルを小説で読みたい」
と聞かれて、即答できるひと、います?
「クレオパトラ」は? そう映画が1作あるだけ。
「アレクサンドロス大王」も1作の映画のみ。
反面、エンタメのみならず、普通の作家にも、なぜか「ドツボ」な、マイナー歴史上キャラがいるようで、しかも、その波長は一般人にもピッタリくるようです。
そのトップにあげたいのが、ルイ14世最初の寵姫、ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエール。とまで説明しても知らないという方、大丈夫、害はありません。
知りたいなら、ヤマグチノボルさんのラノベ「ゼロの使い魔」の美少女ヒロイン、ルイズのモデルは彼女だ、くらいでじゅうぶんかと。あるいは若い頃、美形だったディカプリオがルイ14世を演じた洋画「仮面の男」の悲劇の美女クリスティーヌのモデルである、とでも。(あの映画もすごかった。押し寄せる民衆のお青年王への怨嗟の声が、ダルタニャンが騎馬姿であらわれるや、歓声に一変するシーンはトリハダモノ)
ここで、すでに設定されたオオウソ。
ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエールは「美人」だった、設定。
当時の人々のオンタイムの証言の数々。「ルイーズは美人じゃない」
しかし。
「優美は、美より美しい」
「典雅は、美より美しい」
その上、ルイーズが愛していたのは「王」である「ルイ」ではなく、「男」としての「ルイ」だったのですね。「はじめて男として恋されあいされた」ルイは、もう夢中です。
このあたりのコイバナは、アレクサンドル・デュマが「三銃士」の続きとしてかいた歴史小説にたいへんに詳しい。
さて、ルイーズにはもうひとつ謎がありまして、「異常に多く残っている肖像画の枚数」
