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夏休み7日目



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【9:00 AM】




朝一のバスでケルンを出発し一路東へと進む我々。

目指すは第2の目的地ハノーファー(ハノーヴァー)である。

正直、観光地としてはほぼ無名のハノーファー。

ドイツ語の先生にこの街に滞在することを告げた際には

「え?ハノーファー?何故?ドイツ一つまんない街じゃない。」

という有り難いお言葉まで賜ってしまったが、

ぶっちゃけ私達がここに滞在することに決めたのも

たまたまケルン→ベルリンの長距離移動のほぼど真ん中にあるから


という、これまたつまらない理由であった。



まぁ、滞在時間も1日だし、クーラーのあるところでぐーたら過ごそう・・・。



じつは旅行二日目にしてすでに若干草臥れていた私達。

なんせこの頃のドイツは連日30℃越えの真夏日であった。

日本に比べればまだまだ天国かもしれないが、

なんせこちらのメンバー内訳は

夏を知らないスコットランド紳士(自称) と 夏を忘れかけていた大和撫子(自称)。


旅行二日目にして、すでに全滅の危機である。




【2:15 PM】




無事ハノーファーに到着し

ひとまず腹ごしらえだ!ということで駅のカフェでランチセットを注文する。

カフェのおばちゃんはにこにこと朗らかな女性であったのだが

何故か彼女は注文を取るなり、店の外へ飛び出して行った。





"自慢のグーなレバーコッヘン"が出てくるフラグか・・・?
(↑このネタ分かる方いたら同士です)




私 「ねぇ、あの人は一体どこへ行ったんだ。」

エリック 「いや、ほら、きっとご自分の昼食にでも行かれたのでしょう。」


しかし店員はどう見てもあばちゃん一人。

キッチンに人がいる気配もない。

そもそも私達の腹の虫だって何だかんだと限界である。


と思っていたらものの5分ほどで、彼女は両手に何やらプレートを抱えて帰って来た。


上にプラスチックのカバーがかかっているので、中身は間違いなく食べ物であろう。


私 「恐れいったな。まさか本当に自分の昼食を買いに出ていたとは。」

エリック 「いやでも、あのおばさん、何か僕たちの方に向かって来てませんか?




何だと・・・・?





おばちゃん 「はい、お待たせ。ソーセージランチセットです。」







まさかとは思ったが、なんと他店のテイクアウトがそのまま提供された。



【3:30 PM】




なんだかんだ言いつつ昼食(時間的にはおやつ)を平らげ、いざ観光へ。

あまり期待せず街中をぶらぶらする私達だったのだが、




あれ・・・・なんか意外と良い感じやないですか・・・・




自国民から「退屈」と言われるハノーファー。

しかし意外と広い旧市街は美しく

これぞドイツ!我らが求めるメルヒェン!

な感じの木組みの家が並ぶ、なかなか趣深い街であった。


ちなみにハノーファーの街の中心部には歩道に赤いラインが引かれており

「これを辿って行けば観光名所を網羅できる!」


という、初心者にも大変親切なつくりとなっている。

もっとも、恐らく最初に線を引いてからそこそこの年月放置されたのだろう

実際はこの赤い線、ちょいちょい途中で途切れている上に

最終的には、何故か崖の数歩手前で寸断されていたが。




【4:50 PM】




市庁舎の屋上から見たハノーファーの街。




奥の湖に比べて、右手前の池の汚さが半端ない。



【5:30 PM】




夜ご飯代わりに、今ドイツで流行っていると噂の

スパゲティアイス


を食べてみることに。




やたらこれを食べたがった私に気を遣ったのだろうか、

エリック氏はしきりに

「いやーこれは美味しいですね。それに斬新です。」

と感心していたのだが、私としては

アイスをわざわざスパゲッティ状にする理由が、全く見えなかった。




【6:00 PM】




アイスを食べ終えたエリックが

「のどが渇きました・・・」


と言いだし、ミネラルウォーターをオーダー。

しかしそれでもなお足りなかったらしく、今度はコーラを注文した。

どうやら冬国スコットランドの民にとって、この暑さは完全にキャパオーバーであるらしい。


とりあえずいざと言う時の為に、脳内で熱射病日射病の応急処置を復習しておいた。



【6:30 PM】




私 「あ、なんか変な銅像発見。なんだこれ。」

エリック 「あぁ、これはきっと"とあるスコットランド人の像”ですよ。」




いや、確かにスコットランドは万年雨だが、

スコットランド人、傘差さねぇし。



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↓次回予告↓



ベルリンの猛暑に追い詰められていくエリックと私。

そんな私達を、非情にも今度はクマと魚と信号男の群れが襲う。

乞うご期待!