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夏休み5.5日目



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無事27時間の旅路を乗り切り、なんとかドイツへと帰国した私。

この後はドイツ&フランス2週間の旅が待ち受けているのだが

仕事のため2日間だけ自宅へ戻ることに。

一方その頃一人でオランダはユトレヒトに住む友人を訪ねていたエリック。

ユトレヒトは私も行ってみたい街であったので

いろいろとお土産話を期待していたのだが

到着早々奴から届いたメールはまさかの

「財布を無くしました」


であった。




なんでやねん・・・・・





実は昨年夏、日本でも財布を落としたエリック。

つまり年に一回というかなり良いペースで財布を紛失しているのだが

当の本人は

「でも去年の額(約1万6千円)に比べれば今回落とした額(5千円)は少ないですよ」

と何故か全く気にするそぶりすらなしである。




おおらかなのか、アホなのか。




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夏休み6日目



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【1:30 PM】



ドイツ旅行最初の目的地ケルンにて現地集合するエリックと私。

と言っても私は何度か来たことのある場所なので

今回はミステリーハンター(※我々の中では案内役をそう呼ぶ)に徹することに。




さて、ケルン中央駅のド真ん前にムキムキとそびえ立つは

かの有名なケルン大聖堂である。


エリック 「いやーケルン大聖堂は大きいですね!僕は感動しました!
見てくださいこの素晴らしいゴシック建築!」
 
↑(日本語)


うん、その前に君には後ろに控えている日本人ツアー観光客達の

「宇宙人が日本語を喋った!!」


みたいな驚愕の表情をぜひ見て頂きたい。



【2:00 PM】




腹が減っては戦は出来ぬということで大聖堂はさておき、

まずは駅の中で腹ごしらえをすることにした私達。

しかしここで思いもしなかった悲劇が起こった。



私 「どうだ、ドイツ名物シュニッツェル(カツレツ)の味は?」

エリック 「肉が柔らかくて美味しいですね。」

私 「それは良かった。ところで服に気をつけろよ。」


基本的に旅の道中はあまり染みになるものは食べない私。

旅行中というのはどうしたって洗濯を出来る機会は限られており

いざという時にすぐにしみ抜きが出来ないからである。

が、エリックが食べていたのはトマトソースのたっぷりかかったチキンカツ。

そしてエリック、あろうことかそれをかなり豪快にシャツにぶちまけた。



エリック 「うわっ!!!」

私 「まて、むやみに擦るな!!!シミが広がる!!!」


何とかナフキンでソースを拭き取ってはみたものの

既にシャツにべったりと染みこんだトマトソース。


このままではまずいのでトイレで洗ってくるように指示。

外はガンガン猛暑であるから、10分も歩けば乾くだろう。


が、エリック氏、これを拒否。


エリック 「恥ずかしくてトイレで服なんて洗えませんよ・・・・」

私 「いや、そうは言っても放置は出来ないだろう。」

エリック 「大丈夫です、兄さんの家に着いたら洗濯機借りますから!」


いや、フランシス兄さんの家に行くのは1週間後じゃなかったか・・・・?



私 「そんなにトイレが嫌なら、このお冷でとりあえず染み抜きをしろ。」

エリック 「いや、兄さん家で洗うから・・・・」

私 「お前、染みをなめんなよ!!!!




これだから、男は!!!!




と憤る私と、何故私がこんなに必死なのかいまいち理解してくれないエリック。

結局お冷の水でなんとかして応急処置には成功したが、

エリックに可及的速やかにしみ抜きのなんたるかを教え込まねばと

心に誓う私であった。



【6:00 PM】






街を探索中に不可解な看板を発見。



【6:20 PM】




ホーエンツォレルン橋に到着。

この橋の見どころは何と言っても、両側の柵にずっしりと付けられた南京錠である。





私 「ここで恋人たちが永遠の愛の証として南京錠を取り付け、鍵を川に投げ捨てるらしいぞ。」

エリック 「こういうスポットってヨーロッパには多いですよね。パリにもありますし。」

私 「あぁ、恋人たちの愛が重すぎるあまり沈みそうになったあの橋か・・・・

エリック 「大体、ここに来た人たちのうち、何パーセントくらいが今でも一緒にいるんでしょうね。
もし今リアルタイムで鍵を取り付けに来るカップルがいたら、

『あの、ここに"恋人"と来るのは何回目なんですか?』

って訊いてみたいですよ。」



意外と腹黒いな、お前。



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次回→ハノーファー編