英国人はチップスが大好きだ。

といってもアメリカ英語のチップス(ポテチ)ではなく、

フライドポテトのこと。

ちなみにいわゆる「ポテチ」はイギリス英語では「クリスプス」と呼ばれるのだが、

私はこれが何度練習しても

「クリプスプス」

になってしまう呪いにかかっている。



さて、我が家の同居人ご一家も例に漏れず大のチップス好きである。

いや、好き、なんて言葉ではまだまだ謙虚過ぎる。

私は彼らが

「実は私達チップス教信者なの・・・・」

とか突然言い出しても別に驚いたりはしない。

チップス最高。チップス万歳。

今日はご馳走よ!

と言ってこの家で出てくるのは

大抵近所のチップス専門店の揚げたてチップスである。




そんな彼らの手前申し訳ないが

私はチップスがあまり好きではない。

というか厳密に言えば、この近所のチップス屋が好きでない。

なんせ田舎の狭いテイクアウェイ専門店

中はきれいとは言い難いし、

使っている油が悪いのかチップス自体も臭いが酷い。

おまけに揚げた後の油切りが雑なので油でべとべとの時もある。



そこで(自称)厨房の守護神の私は考えた。





ひょっとして、
自分で作った方が美味しいのではないか。






話が飛ぶが我が家の厨房には常に腐りかけの芋が溢れている。

モゥが毎週明らかに食べきれない量のジャガイモを発注し、

それがどんどん溜まっていくからだ。

そこで私はひらめいた。



これ全部、チップスにして冷凍保存してしまおう。



冷凍すると多少味は落ちるだろうが、まぁ、誰も気付かないだろうし。

ということで溜まっていた成長期の芋2キロ全て皮をむき、

オーブンで揚げてやった。

正式な作り方はもちろん油で揚げるやり方だが、

芋を薄めに切って天板にうっすら油をひけばオーブンでも十分調理可能。

2キロ分もあるのでなかなか笑える量が完成し

いい仕事しました・・・・!感に浸る私。

つまみ食いに来たモゥからも

「なにこれ美味しい!」

と大絶賛を頂いた。








唯一の誤算は、


この2キロのチップスが、
わずか一晩でどこかへ消えたことである。


いや、どこかへ、ではない。

モゥとブレンとおちびちゃんの胃袋へ消えた。

見事に跡形もなく消えた。





夕食後の軽食 + 朝ご飯として。





もちろん冷凍する分なんざ残っている訳がない。

そしてせっかく私がオイルカットをしたにも関わらず

(というかオイルカットをしたせいで?)

鬼のように塩とケチャップ、バターを添えて食べてしまった為、

結果的には

いつも通り素晴らしく健康的な食事(皮肉)になってしまった。








彼らにはまた作ってねと言われているが、

多分もう二度と私がチップスを作る日は来ないだろう。





彼らは今日もチップスを崇め奉っている。






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昨日の投稿にありました

「モモカ嬢が自分の血液型を間違たせいで、ホリーさん一家の血液型構成が大変なことに」

というお話で、
私の書き方が悪かったのか
大変ホリーさんに不名誉な勘違いをなさった方がいらした為、
お話及び関連するコメントを全て削除させて頂きました。
この件で不愉快に思われた方がいらしたらすみません。


もん