日本にいた頃、短気な私はしょっちゅう
「またお役所仕事か」
と憤っていたものだが、
日本を離れて分かったことは、
「お役所仕事」だろうとマニュアル通りに物事が進んでいる限りは安心である
ということである。
その点ここスコットランドでは、
公共施設にしろ郵政にしろ病院にしろ
時として我々には理解し難い変化球を投げてくる。
さて、遡ること昨年10月、
私は訳あって銀行口座を開設することにした。
気まぐれに窓口へ行き即日開設できる日本とは違い
この国では「とにかく手続が面倒」「途中で諦めた」との話が
外国人どころか国民にも絶えない。
スコットランドの銀行は完全予約制である為
まずはアポを取るべく、バスで20分の隣の隣の隣の町に向かう。
が、口座開設の為にアポを取りたいと伝えると、
今ちょっと忙しくて・・・・とのこと。
アポを取る為のアポなんぞもちろん取っていないので
待たされる事20分、
ついに順番になり窓口へ行くと
「悪いけど今口座開設担当者がハワイでホリデー中だから、早くて2週間後よ」
と言う。
いや、それならそれで代わりの人員を立てろよ。
というか、20分待たす前に言えよ。
これがこの後5か月に及んだ銀行大戦争の幕開けである。