前回のつづき
トスカーナでご一緒した参加者さんの中には、お子さんをお持ちのママも数名いらした。
旅の途中で家族を思い出して涙しているところを見て、
必ず帰る(還る)場所があるって、安心なんだよな
旅に終わりがくることも、安心になるよな
と思った。そんなことを思いながら、トスカーナの夜に秋山きえちゃんの言葉を思い出す。
人は眠りにつくたびに魂に還って、里帰りするように亡くなった人たちと会うことができる。目が覚めたときにそれを覚えていないだけ。
(お願いだからブログかなにかに残して欲しい…)
これを読んだとき、
死ぬことが怖いという感じが薄くなって嬉しかった。
そして、トスカーナで過ごして
死ぬということは、肉体が土に還り、魂がもともとの居場所に還ること。
死ぬ=必ず還れるってことは、安心なんだな。と気づいた。
つまり、
必ず死ねるってことは、そもそもこの世の人間全員に安心の背景があるってことなんだ。
と思えて、心がとびきり嬉しくなった。
今回出会えた素敵な仲間たちと二度と会えなかったとしても。
亡くなった大好きなおばあちゃんとも。
傷つけてしまったあの人とも。
いつか死んだら、時間や空間の概念もなく、いつでも会えるってことなんだな。
めっちゃ嬉しい。
どんな最期を迎えたとしても。
生きているうちに、どんな風に心が揺らいだとしても。
いつか死んだら、そこは完全に安心しかない場所なのだから。
この旅で、それが本当のことだと思えたとき、ようやく生と死を対等に受け入れることができた。
死んでもいいって心から思えることは、好きに生きることへの許しになる。
いつか必ず死ねるのならば、
今この瞬間に、もっと、在りたいようにあろう。



