いつでもハロウ!
頑張りすぎる人間関係専門カウンセラー
もりわきまりこです
【自己紹介 ①】不登校になるまで
【自己紹介 ②】働く引きこもりイラストレーター
【自己紹介 ③】自分を棚に上げたままでカウンセラーになりました(最終話)
自分ごとなのに、
決断が人任せになってしまう。
・・そんなご相談をいただくことがあります。
たとえば、こんな感じ。
「わたし、自分というものがないのかもしれません」
「流されやすいというか、周りの人が選んだことが幸せそうに見えると、ああ、それが正しいのかもと思って、フラフラ乗っかってしまうんです」
なるほどなるほど。
乗っかってみて、
それが自分に合っていたなら、
それはそれでいいと思うのです。
誰かのおすすめから、
新しい世界が広がることもありますからね*
でも、問題はそのあと。
「乗っかってみると、ほぼほぼ、自分とは水が合わないんです」
「いいことあると思って参加してるだけなんですけどねぇ・・・」
ああーー・・
“いいこと”が欲しいのね。
そりゃあ、毎日ゆるく楽しく、
ニコニコハッピーに暮らせたら最高です。
わかる。
それは、わかる。
でも、ここで一つ見ておきたいことがあります。
それは、
自分の人生なのに、誰かに決めてもらおうとしていないか?
ということです。
「あの人がいいと言っていたから」
「みんながやっているから」
「先生がすすめていたから」
「周りの人が楽しそうだから」
「これを選べば、いいことが起きそうだから」
そうやって選んだものが、
いつも自分に合わない。
しっくりこない。
それなのにまた、
誰かの正解を探しにいく。
これ、けっこうしんどいです。
だって、自分の体を使って、
他人の人生を試着し続けているようなものだから。
サイズの合わない服を着て、
「なんか苦しいな」
「なんか動きにくいな」
「でも、これが正解なんだよね?」
・・と確認し続けているようなものです。
そりゃあ、疲れますさ。
じゃあ、どうしてそうなるのか。
多くの場合、
その背景には、これまでの経験があります。
たとえば・・
「このお菓子おいしいね」と言ったら、
「それ、まずいので有名なやつじゃん」と言われた。
バスでお年寄りに席を譲ろうとしたら、
「健康のために立って乗っているから、構わないでね」と断られた。
本を見ながらクッキーを作っていたら、
横からお母さんに
「粉を入れるタイミングが違う」と口を出された。
・・・
このように、ひとつひとつは、
小さな出来事かもしれません。
でも、こういうことが積み重なると、
「わたしが選ぶと間違える」
「わたしの感覚は当てにならない」
「自分で決めると、また何か言われる」
という前提が、心の中に育っていくことがあります。
すると、だんだん自分の感覚よりも、
他人の正しさを採用するようになります。
誰かの物差しで選んでおけば、
失敗しても、少なくとも自分が丸ごと責められる感じは少ない。
でも、そのかわり。
繰り返せば繰り返すほど、
自分の心を大切に扱うことからは、
どんどん遠ざかっていきます。
自分で決めていないから、
自分の人生を生きている実感も薄くなる。
選んでいるのに、満たされない。
動いているのに、手応えがない。
参加しているのに、どこか他人事。
・・そんな状態になっていきます。
他者基準は、どこまで行っても、
他人さんにとっての心地よさです。
あなたに合うかどうかは、
また別の話です。
わたしたちは、それぞれ違う人間です。
同じものを見ても、感じ方は違います。
同じ場所に行っても、
しっくりくる人もいれば、
違和感を持つ人もいます。
同じ言葉を聞いて、
救われる人もいれば、
息苦しくなる人もいる。
それは、どちらが正しいという話ではありません。
ただ、
わたしはどう感じたのか。
わたしは何に違和感を持ったのか。
わたしは本当はどうしたいのか。
ここを置き去りにしないことが大切なんです。
「自分とは違うんだなぁ」
「ああ、そういう考え方もあるんだなぁ・・」
それでいい。
誰かの意見に賛同できない自分を、
責めなくていい。
あなたが、自分の考えにしっくりきているなら、
無理に同調しなくていい。
むしろ、そこからです。
自分の感覚を取り戻すって、
いきなり大きな決断をすることではありません。
まずは、日常の小さなところからでいい。
本当は行きたくない集まりに、
なんとなく参加するのをやめてみる。
本当は休みたいのに、
人に合わせて予定を詰めるのをやめてみる。
本当は捨てたいのに、
「もらいものだから」と置き続けていた変な皿を手放してみる。
本当はやってみたかったことを、
誰の許可も取らずに始めてみる。
一から生地を発酵させて、
時間をかけて手作りパンを作る。
社交ダンスを習いに行く。
ミシンを買って、
カーテンを縫ってみる。
誰かにとっては小さなことでも、
本人にとっては大きな一歩だったりします。
なぜならそれは、
「自分の意志で選ぶ」練習だからです。
ただ、
自分で決められない癖は、
気合いだけでは変わりません。
「よし、これからは自分軸でいくぞ!」
と決めても、
心の奥に
「わたしが選ぶと間違える」
「わたしはどうせ失敗する」
「誰かの正解に乗った方が安全」
という前提が残っていると、
また同じ場所に戻ってしまいます。
だからこそ、
自分の感覚を取り戻すには、
ただ行動するだけではなく、
なぜ、自分で決めることが怖くなったのか。
どこで、自分の感覚を疑うようになったのか。
本当は、何を選びたいのか。
ここを丁寧に見ていく必要があります。
あなたの人生は、
誰かに決めてもらうものではありません。
でも、ひとりでずっと考えていても、
同じところをぐるぐるしてしまうこともあります。
そのぐるぐるをほどくために、
まずは一度、
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