「腫瘍マーカーが高い=がん」ではない 健診でよくある誤解をわかりやすく解説 | みのり先生の診察室

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医師サイトに掲載されていた腫瘍マーカーに関する記事をご紹介。

 

 

毎日新聞の記事なのですが、有料記事なのでコピペができません。

 

だからわかりやすく要約して解説したいと思います。

 

人間ドックや健康診断のオプションで、腫瘍マーカー検査をすすめられたことがある方は多いと思います。


「血液でがんが分かるなら安心」と感じるかもしれませんし、実際に検査を受けたことがある方も少なくないでしょう。

ですが、ここには大きな誤解があります。

腫瘍マーカーは、数値が高いだけで“がん”と診断できる検査ではありません。

今回は、この点を一般の方にも分かりやすく整理してみます。

 
 

 

腫瘍マーカー検査とは何か

 

腫瘍マーカー検査は、 血液中にある特定の物質を調べる検査です。
 
がんに関連して数値が上がることがあるため、「がんの検査」として理解されがちです。

ただし、実際には 腫瘍マーカーだけでがんの有無を判断することはできません。
 
あくまで診断の“補助”として使われる検査です。

ここがまず大事なポイントです。
 
 

 

数値が高くても、がんとは限らない

 

たとえば、よく知られている腫瘍マーカーのひとつに CEA があります。

これは 消化器系のがんなどで上がることがありますが、 がん以外でも高くなることがあります。

胃炎、潰瘍、慢性の呼吸器疾患、さらには 喫煙の影響でも高値になることがあります。

つまり、

「腫瘍マーカーが高い」=「がんがある」

ではありません。

実際には、 がんではないのに異常値が出ることがあります。
 
これを 偽陽性といいます。
 
 

 

逆に、正常でも安心しきれない

 

ここも誤解されやすいところです。

腫瘍マーカーは、 がんがあるのに上がらないこともあります。

つまり、 結果が正常でも「がんが絶対にない」とは言えません。

これを偽陰性といいます。

ですから、腫瘍マーカーは

高いからといって、それだけでがんとは言えない
 
正常だからといって、完全に安心とも言えない

という、少し扱いの難しい検査なのです。
 
 

 

がん検診で本当に大事なのは「死亡率が下がるか」

 


検査というと、「早く見つかるならいいこと」と思いがちです。
 
もちろん早期発見は大切です。

ただ、検診として本当に有効かどうかを考える時には、単に「見つかった数が増える」だけでは不十分です。

大事なのは、

その検診を受けた人たちの“がんによる死亡率”が下がるかどうか

です。

医学的には、ここがとても重要です。

腫瘍マーカー検査については、健康な人に対して広く行う“がん検診”として、死亡率を下げる効果をはっきり示した根拠は乏しいとされています。
 
 

 

「安心のための検査」が、逆に不安を増やすこともある


腫瘍マーカーで少し高値が出ると、不安になります。


そして追加で内視鏡、CT、PETなど、さまざまな精密検査を受けることになります。

でも、結果として何も見つからないことも珍しくありません。

その場合、

不安な時間を長く過ごす
不要な検査を受ける
費用がかかる
体への負担が増える

ということが起こります。

つまり、「安心のため」に受けた検査が、逆に心身や家計の負担になることがあるのです。

 

 

 

腫瘍マーカーは無意味なのか?

 

ここで誤解してほしくないのは、腫瘍マーカーがまったく役に立たないわけではないということです。

たとえば、

すでにがんと診断されている方の治療効果を見る
 

再発や病状の変化をみる際の参考にする
 

他の検査結果と合わせて補助的に使う

こうした場面では、腫瘍マーカーが役立つことがあります。

つまり、

診療の補助としては意味がある場合がある一方、
 

無症状の一般の方に対する“万能ながん発見検査”ではない

という理解が大切です。

 

 

オプション検査は「付けられる」ことと「勧められる」ことは別


人間ドックでは、いろいろなオプション検査が並んでいます。


すると、「追加できるなら受けた方がいいのでは」と思いやすいものです。

でも、実施されていることと、医学的に強くすすめられることは同じではありません。

検査にはそれぞれ、

何が分かるのか
何が分からないのか
利益と不利益のどちらが大きいのか

があります。

「なんとなく不安だから」と追加する前に、その検査に本当に意味があるのかを知っておくことが大切です。

 

 

まとめ

 

腫瘍マーカー検査について、知っておきたい点をまとめると、

・腫瘍マーカーが高くても、それだけでがんとは言えない
 

・正常でも、がんが完全に否定できるわけではない
 

・偽陽性・偽陰性があり、がん検診としては限界がある
 

・健康な人へのスクリーニングとして、死亡率低下の明確な根拠は乏しい
 

・一方で、すでに診断された患者さんの診療では補助的に役立つことがある

ということになります。

 

 

 

最後に

 

検査は、たくさん受ければ受けるほど良い、というものではありません。


大切なのは、その検査で本当に何が分かるのか、どんな限界があるのかを理解して選ぶことです。

「血液でがんが分かる」と聞くと魅力的に思えますが、現実はそんなに単純ではありません。
 

不安な時ほど、“受けられる検査”を増やすより、根拠のある検査を適切に受けることが大切です。

 

 

診療所ではイベルメクチン癌治療をやっているのですが、標準治療を受けておられる患者さんは定期的に血液検査をされていて、腫瘍マーカーを効果の指標にしたり、再発していないかということについても参考にしています。

 

健康な人の癌発見ツールというより、癌治療中の人の治療の評価と再発の指標として有効な検査だと思いますね。

 

だから健康な人は一喜一憂せず、また血液検査に安心せず、必要な検査を受けましょう。

 

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またリンパ節に転移していなければ抗がん剤治療も必要ありません。

 

癌を切除したら完治ということも多く、私の患者さんの多くが元気に生存されています。

 

だから大腸癌で死ぬのは本当に勿体ない。

 

検査さえ受けていれば防げる死です。

 

 

まだ一度も大腸内視鏡検査を受けたことがないという方は是非受けて下さい。

 

特にコロナワクチンを受けた方は年齢関係なく一度は受けましょう。

 

接種者の大腸癌が多いです。

 

 

 

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