私は元皮膚科医という異色の経歴を持つ肛門科医です。
皮膚科の知識と経験を肛門科の診療や手術にも取り入れています。
だからというわけではないのでしょうが、肛門の皮膚病で悩む患者さんも多く来られています。
中でも多いのが悩ましい肛門のかゆみ「肛門そう痒症」です。
肛門科を受診するのが恥ずかしいからと、最初は産婦人科やレディースクリニック、皮膚科を受診する人も多いでしょう。
ステロイドやかゆみ止め、カビのクリームなど、様々な外用剤を出され、ずーっと通院しているのに、スッキリ治らない。
ステロイドを塗っている間はかゆみがおさまっているけれど、塗るのをやめたらまたかゆくなる・・・の繰り返し。
そのうちステロイドを毎日塗るようになったり、塗っているのにかゆい、掻きむしってしまう、寝ている間に無意識に掻いている、かゆみで目が覚める、かゆくて眠れない、睡眠の質が落ちた・・・なんてことになると生活の質も落ちてきます。
たかがかゆみと侮っていると寝ても覚めてもかゆくなり、生活に支障を来すように。
あちこちのクリニックを回ってから私の外来に来られる患者さんも多いです。
かゆみ歴は3年以上。
長い人だと20年。
たった数日でかゆみがなくなるので
こんなにスグに治るなら、もっと早く来れば良かった。今までの10数年を無駄にした。時間がもったいなかった・・・
と言われます。
肛門のかゆみを訴えて受診される人を診察すると、肛門や直腸に便が溜まっています。
さっき出して来たのに・・・です。
3回出てても・・・です。
毎日排便があっても、スッキリ出ずに中に残っていれば便秘です。
また便が直腸に下りてきて溜まっているのに便意がないのも便秘です。
私たちはこれらを「出口の便秘」と分類し、出残り便秘・鈍感便秘と呼んでいます。
詳しい解説はコチラ![]()
出残り便秘・鈍感便秘 〜その残便感は便秘かもしれない〜
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