手術を検討されている患者さんからよくある質問に
シートンって、死ぬほど痛いんですか?
というものがあります。
ネットでの情報だったり、実際に手術を受けられた患者さんからそう聞いておられたり、情報源は色々なのですが・・・。
答えに困るんですよね・・・。
なぜなら、うちの診療所でシートン法で手術を受けられた患者さんたちは痛がってないからです。
全く無痛という人も多いですし、むっちゃ痛がっている人もいましたけど、仕事に行けないとか、座れないとか、歩けないとか、そういうレベルの痛みじゃないので、何をもって「死ぬほど痛い」というかは表現方法にもよると思うのですが、皆さん、死んでませんし普通に仕事に行っておられます。
そもそもシートン法は診療所では原則「日帰り」で行うため、入院が出来ない、仕事を休めない人が受けておられますので、皆さん、仕事に行っておられます。
休まずに仕事に行くために日帰り手術を選択されているので、仕事に行けない状況は困るわけです![]()
シートン法については後日詳しく解説しようと思いますが、手術手技自体は動画や解説書を見るととてもシンプルで簡単に見えるのです。
でも正しい位置にシートンのゴムがかかっていないと痔瘻は治りませんし、正しい位置にかかってないから痛いのではないかと私たちは考えています。
実際、死ぬほど痛がっている患者さんを診たことはあります。
それは他院(ほぼ全例が専門外の施設・医師)でシートン手術を受けてこられた患者さんです。
あまりにも地獄の痛みなので何とかして欲しいとセカンドオピニオンで受診されるのですが、壮絶、痛そうでした。。。
文字通り「死ぬほど」痛がっておられました![]()
仕事を1か月以上休んで家で寝たきり・・・という患者さんは、本当に辛そうで、ちゃんと正しい位置にシートンがかかっていなかったので、患者さんの強い希望もありシートンのゴムを抜去しました![]()
このような症例が今まで結構ありましたねぇ・・・![]()
うちの診療所では入院設備もあるため、痔瘻に関しては治療期間の短い入院手術をオススメしてきました。
だからセカンドオピニオンで来られた患者さんのほぼ全員が切開開放術や括約筋温存術など、入院で対応する術式で治療を受けられ、痛みが全然無いと喜んで治療を終えられました。
痛みに関しては人が「感じる」ものなので、客観的に測ることは難しいですが、シートン法というのは皆さんが考えておられるほど痛い方法ではない、そんなに痛がられた経験がない・・・と言えます。
また痛くても結果的に痔瘻が完治すればいいのです。
手術して全く痛くないというのは難しいです。
少しくらいは痛いものです。
でもその痛みは期間限定。
痔瘻が完治したら痛みは無くなります。
うちの診療所の患者さんのケースで言うと、高校生や大学生の患者さんも今までおられましたが、普通に学校にも通い、クラブ活動で運動もされていましたし、痛がっておられた患者さんでも仕事を休まずに出勤されていました。
痛い人は痛み止めを飲んでおられましたし、全く痛み止めを飲んでいない患者さんも多かったですね。
痛みの余りシートンのゴムを抜去した患者さんに、前医に行って、もう一度正しい位置にゴムを入れ直してもらうよう勧めるのですが、「シートン法は痛いから絶対にイヤだ」と言われます。
その言葉を聞く度に悲しくなります。
なぜなら「シートン法という術式が痛い」「シートン法は痛いものだ」という認識が患者さんの間で広まってしまうからです。
本当はシートン法は痛くないのに、正しい位置にゴムがかかっていなかったせいで術式まで否定されてしまうと、誤った情報が流布されることになってしまう。
だから肛門科は専門にかかってほしい。
手術受けるなら肛門を専門にしている先生にお願いして欲しい。
是非、肛門を専門にしている先生を選んで下さいね。
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あなたの近くにもきっといるはずです。
まじめに良心的にやっている肛門科の先生を探して下さいね。
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