20年悩んだ肛門のかゆみと皮のめくれ | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

悩ましい肛門のかゆみ。

 

いわゆる「痔」ではないけれど、「かゆい=不潔・キタナイ」というイメージも手伝って、ヘタしたら痔よりも恥ずかしいようで、誰にも相談できず悪化させてしまっている人も多いです。

 

そしていざ受診しようとしても、何科に行ったらいいのか分からない。

 

肛門科?

恥ずかしいから最後にしよう笑い泣き

 

ということで、女性の多くが婦人科皮膚科にかかります。

 

そこでカンジダ症かも・・・と言われカビのクリーム(抗真菌剤)を処方されて塗ったけれど、かゆみは無くならない。

 

皮膚科に行ったら湿疹ということでステロイドの塗り薬を出され、塗ったらかゆみは一旦おさまるけれど、塗るのをやめてしばらくたつとまたかゆくなる・・・の繰り返し。

 

掻いちゃダメパー

 

って言われても、分かっちゃいるけれど手が行ってしまうあせる

 

掻かないように我慢出来ていても、夜、寝ている間に無意識に掻いているのか、起きたら肛門がヒリヒリ、指先にも血が付いているガーン

 

なんて人も多いです。

 

肛門にかゆみを引き起こす病気は色々ありますが、9割以上は「肛門そう痒症」です。

 

かゆみの原因は便なので、便通を治さなければ何を塗っても完治しません。

 

関東地方のみならず、北海道や沖縄からも患者さんが来られています。

 

今日は関東地方の患者さんを紹介しますね下矢印

 

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この患者さんが検索して私に出会った記事は、今はもう存在しません。

 

1日1万6千近くあったアクセスが2018年8月1日から急激に減少し、検索しても全く記事が表示されなくなったため、診療所の公式ブログを閉鎖しました。

 

今はホームページの中に「痔と便秘のコラム」として記事を移行していますが、SEO対策のため、かなり書き替えています下矢印

 

肛門のかゆみ 〜肛門そう痒症、痔のかゆみ、肛門の皮膚病について〜

 

以前のままの方が良かった

前の記事の方が分かりやすかった

 

という声もたくさん頂いておりますが、とりあえず業者さんに任せて様子をみているところです。

 

だからせめてこのブログだけでも分かりやすい解説を出来れば・・・と思います。

 

肛門そう痒症はカンジダでもかぶれでもありません。

 

ここ、ごっちゃにしないでくださいね。

 

カンジダは真菌症(カビ)の一種ですが、激しいかゆみを伴うことは稀です。

 

そして膣カンジダ症は多いですが、肛門のカンジダは非常に少ないです。

 

かゆい=カビ

 

でも

 

かゆい=不潔

 

ではありません。

 

 

かゆみを感じると

 

キタナイから清潔にしなくちゃ!

 

と洗い過ぎている人が本当に多いです。

 

そして悲しいことに洗えば洗うほど悪化します。

 

余計にかゆみがひどくなり、最終的にはヒリヒリ痛くなり、痛がゆいという状態になって

 

かゆいわ痛いわ

どうすればいいねん笑い泣き!!

 

となってから、やっと受診を決意・・・というパターンの患者さんをたくさん診ています。

 

 

かゆいのは

 

不潔にしてたからでも

カビがいるわけでも

かぶれたわけでもなく

 

ちゃんと便が出てないからですニヤニヤ

 

 

かゆみの原因となっている便通を治さなければ、何を塗っても、どんな治療をしても完治しません。

 

一旦かゆみがおさまったとしてもまた繰り返します。

 

そうやって長年かゆみを放置すると皮膚はボロボロになっちゃいます笑い泣き

 

この患者さんのように20年もかゆみで苦しみ続けている人も少なくありません。

 

肛門そう痒症のかゆみの治療は3本立て。

 

1.便通の治療

2.皮疹の治療

3.正しいお尻の手入れ

 

です。

 

このどれ1つが欠けてもうまくいきません。

 

この患者さんのように20年も患ってきたケースでは皮疹の治療にステロイド外用剤を使うことが多く、そうなると通院の回数が最低でも3回はかかります。

 

まず最初の2〜3週間ステロイド外用漸減療法を行い受診してもらいます。

 

そこで皮疹が消失し、かゆみが無くなっていればステロイド外用終了。

 

診療所特製手作り軟膏Sザルベに切り替え、それを1か月塗ってもらいます。

 

そして1か月後に受診してもらって何も無ければ治療終了!

 

その治療の間、排便の管理はずっと続きます。

 

そして肛門そう痒症の治療が終了しても、出口の便秘は治っていませんから、通院が終わっても排便の管理だけは患者さんの生活の中でずっと続けてもらう必要があります。

 

そしてそれをサボるとまたかゆくなるので、患者さん自身が分かって修正されていることも多いです。

 

最近は治療が終わっても年に1回「お尻健診」に来られている患者さんが多くなってきました。

 

痔やかゆみの原因となった便通を治さなければ、何度でも痔やかゆみを繰り返します。

 

だから肛門のトラブルの根本治療は痔の原因となった便通を治すこと。

 

治療が終わっても生活の中でずっと続けて下さいねウインク

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

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