あんまり好きじゃなかった
この間墓参りに行って
母がなくなってから
10年も経っていることに気がついた
昔は
いろんなうまくいかないことを
母親のせいにして
母が
私のことをけなしていたから
自分の事ばかりで
私の気持ちなんてどうでもよかったから
だから
私はこんな性格なんだ
なかなか幸せになれないんだ!と
恨んでいた

嫌だったけど
頼まれたので
仕方なく 終期の看取りをやった
最後の方で
母が
私のことを一番 大事に思ってくれてたのは
あなただったんだね
ありがとうね
と言ってくれたが
嬉しい気持ちは 一瞬で
今ごろ やっと 気がついたのか!
何言ってんのよ
散々 粗末に扱ったくせに!!
私はあなたを大事に思ってたよ
だけど
あなたは 私を一番にしてくれたこと
なかったよね!?
ほめてくれたことも
あんまりなかったよね?
という憎悪で
かき消されてしまっていた
どんだけ
欲しかった言葉だったんだ
どんだけ 一番大事と
言ってもらいたかったんだ
欲しすぎて
憎しみに変わってしまった

今は
人に貸している
昔 母と暮らしていた実家の前を
通りすぎるとき
母の植えた花が見えるの
水仙やしゃくやく
彼岸花
花にら
はなみずき
あじさい
さつき
ぼたん
さざんか
しだれ桜
10年も経ってる今でも
いろんな花が
その時々で咲いている
すげえな
人が生きてるって
こういうことだな
お母さんって
いいところないって
思ってたけど
お花の世話がうまかったんだな
こうして
通る人を楽しませてたんだな
居なくなってからも
お花が咲いて
四季折々 人の目を楽しませている
なんだか
畏敬の念
最近は だんだん
自分の心の整理も進んできて
怒りや 悲しみが減ってきて
平等な目で
自分の過去も思い出せるように
なってきた
母は
お兄ちゃんにいじめられて
泣いてると
ハグして 歌を歌ってくれた
女の子だからと
張り切って
かわいいワンピースを縫ってくれたり
お弁当を持って
一面クローバーの休耕田や
沼へお魚とりに遊びに行ったり
夏になると
しょっちゅう
プールにつれていってくれて
泳ぎを教えてくれたのも
母だった
私が泳ぎが得意で
海セラピーなんかできるのも
お母さんのおかげだったんだ
私だって
ダメ人間なのに
母のダメなところばかり
数えて
愛されてない証拠ばかり集めて
拗ねてたな

拗ねたまま
逝かせてしまったよ
早死になのは
母が自分勝手だったことへの
天罰だと思っていた
お礼の言葉も言ってない
ねぎらうこともしていない
そんな
私に
私のことを一番
大事に思ってくれてたのは
あなただったんだね
ありがとうね
と言ってから
逝った
本当は
愛されてる証拠も
たくさんあったのに
拾ってなかった
お母さんは
冷たかった娘
自分の事を憎んでる娘の
私から
愛されてる証拠や
頑張ってる証拠を集めてくれた
お母さんは
素晴らしかったんだ
お母さんは
立派だったんだ

ダメで冷たいって
思いたかったのは
私なんだ
自分の価値を
お母さんで量っていたから
私のことを
認めてくれないお母さんを
嫌ったり ダメ扱いしないと
やれなかったのよね
認めて欲しかった
大切だと思って欲しかったから
憎かったのよね
私が身の回りの世話をしてるのに
お兄ちゃんはまだ?
どうしてお兄ちゃんは来ないの?
母が私に聞くのが
寂しかった
何にもしないのに
愛されてる兄も憎かった
私じゃ ダメなんだな
私には 価値がないんだ
そんな セルフイメージを
強化していった
不思議よね
生まれたときから
価値があって
愛されて 来たんだ という視点で
見られるようになると
母が自分勝手だったことも
どうでもよくなってくる
私が母の一番大事じゃなかったことも
どうでもよくなってくる
生んでもらったら
あとは
自分の力で幸せになれる
ほんとは
持ってる
幸せに
気がつくだけで
いいんだよね
お母さん
ろくな娘じゃなかったね
なんだか
ごめんなさい
でも
おかあさんも
ちょっと 飛ばしすぎたかも
おあいこだ!
被害者ぶってきて
ごめんね
おあいこだね
実家の庭に
いつも
お花が咲いていることを
思い出したから
書いてみました
※また 読みたいと
リクエストいただいたので
アップしてみます

3/2埼玉県民 集結せよ✨
ぢんさんがあなたの街にもやってくる!!
なななんとっ!
3/2はさいたま芸術劇場にも上陸



