海辺のカフカ (上)/村上 春樹
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海辺のカフカ (下)/村上 春樹
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とっても不思議なお話でした。読み終わった直後は頭の中が???マークだらけでした。単にトッコが村上作品に慣れていないだけなのか、それともトッコの頭脳が不足しているのか?ストーリーそのものはすっごく面白かったです。「この後一体どうなるの?」という感じで、途中でやめられなくなってしまう。しかし、結末は?結末はどうなるの?と盛り上がったトッコの気持は宙ぶらりんななままラストを迎えてしまい、ほとんどが謎、謎のまま終わってしまった。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 カフカくんとナカタさんの関係は?カフカくんと佐伯さんの関係は?佐伯さんとナカタさんのつながりは?ナカタさんの少年時代の長期昏睡の原因は?そして、ナカタさんの小学校時代の女教師が後になって送った妙にセクシャルな手紙の意味は?これらの?疑問をトッコなりに解釈しようと懸命に試みましたが、ダメでした。今回は完全に完敗です。

ただ、今日になって色々なブログで「海辺のカフカ」の感想を読んでみて少し納得したのは、この話は「ファンタジーの世界」なんですね。現実の枠に当てはめて考えると理解不能です。意味不明な出来事に対する原因を求めてはいけない、推理小説じゃないのだから。作中にはメタファーという言葉がたくさん出てきましたが、メタファーはメタファーのまま受け入れましょう。理屈ではなくありのままを受け入れましょう。そういう広い心(?)を持って読めばいいんだ、と気付いた時、トッコの気持ちはとても楽になりました。何せ、読んだ直後は中途半端なもやもや感で消化不良を起こしてましたから(;^_^A ただ、そのメタファーがあまりにも凝りすぎていてトッコの頭は大混乱!一人置いてきぼりをくらったような気になってしまうシーンも多々ありました。特に、佐伯さんとカフカくんが海辺で話しをしているシーン。カフカくんが突然佐伯さんの昔の恋人になりかわっているところなど、トッコはついていけませんでした(((( ;°Д°)))) うーん、難しい・・・・村上ワールド。

作中のキャラクター達はとても魅力的に描かれています。主人公のカフカ少年。父子過程で友達もなく、15才で孤独に家出、などと聞くと、救いようもない暗いものを連想してしまいますが、さくらや大島さんに助けられながら、結構タフに生きていきます。最後に、森の奥の別世界(ここがトッコには最も理解不能でした。現世とあの世との境目みたいなところなのかしら?江原さん流に言うと「スピリチュアルな世界」ですかね~?)で、佐伯さんに「私を覚えていて。そして生き続けて」と言われ、現実の世界に戻ってきたカフカ少年の清々しさ!この辺りはとても感動しましたし、トッコは老婆心ながらより一層タフになった(生きる意味を見つけた?)カフカ少年にほっと安堵致しました。

そして、ナカタさんと星野さん。この二人はトッコをたくさん笑わせてくれました。特に星野さんが最高!ナカタさんの意味不明の言動や行動にも、イライラしたりあきれたりしないところがいいですね。「短気は損だよ。気長に行こう!」的な気分にさせてくれるナカタさんの不思議なキャラもまた魅力です。

そしてそして、大島さん。トッコ一番のお気に入りです。何といっても博識なんです。文学や音楽についてホント詳しい。大島さんのような人と図書館でいつまでも語りあっていたいですね~(^-^)/

他の作品も読んでみたい、いや読まなくては、という気分にさせてくれた「海辺のカフカ」村上春樹ワールド。トッコの守備範囲がまた一つ増えたようで、それはとても嬉しいことですね♪♪