- 闇の貴族/新堂 冬樹

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たった今読み終わりました。新堂冬樹作の「闇の貴族」。今日の夜に残り半分一気に読みました!すごかったです。新堂さんの作品はこれで3作目でした。最初が「黒い太陽」、次が「炎と氷」、そして「闇の貴族」です。「黒い太陽」には暴力的なシーンはほとんどなかったのですが、「炎と氷」はヤクザの戦いシーンや闇金融業者の取立てシーンなどがかなり暴力的で驚きましたが、所々ユーモアも溢れていて、ホッとする場面も多かったのですが、、、、「闇の貴族」はすごいです。前半はSMっぽい気持ちの悪い描写が多く、特に「ペニスに釘を打たれていた死体」の描写は極めつけの読後感の悪さです。後半からは暗殺者として養成される柴崎の話が多く、ここからは吐き気を催す殺人描写で、これまた極めつけの読後感の悪さです。しかし、読後感を上回る話の面白さとスピード感、最終章の二転三転する話の展開。引き込まれました。加賀が死んですっきりした~。紳士面したやくざ。けど、生い立ちは最貧民。そんなやつが巨万の富を持つ闇のフィクサーだなんて納得いかない。最貧民は最貧民らしく下品で最低の人生を歩みなさい!と罵りたくなるくらい、いけ好かないキャラでした。この作品では柴崎のキャラが一番好きですね。暗殺者になって人形になった彼もすてき!と思えるくらい好きなキャラです。最後にカルロスの攻撃をわざと?かわさず弾を受けた彼の姿は、死んだけどホッとしました。暗殺者の最期はターゲットになることでしか迎えられない、無事に最期を迎えられて、しかも撃った相手がカルロスなんて、良い死に方だったな~と。途中の描写は同じ「死」を描いていても吐き気を催す描写だけど、ラストは何故かホッとする「死」でした。
次は「カリスマ」を読もうと思ってますが、また暴力描写が多いのかしら?少し別なものを読んでインターバルあけたほうが、精神的にはよいかもしれないですね。そうそう、林真理子の「不機嫌な果実」まだ読んでなかったんですよね。先日たまたまネットでドラマの粗筋を読む機会があって、面白そうだな、と思っていたんです。まずはこちらを読んでみようかしら。♪♪♪♪