自分の父親、母親を許せない、
という言葉、
ご相談の中では
実はよく聞くことがあります。
「親を恨んで許さない」
という自分は
なんて親不孝なんだとか、
人としてどうなのか?
とか、悩むことと思います。
ですがそれ、
結論から言いますと
「許さなくてもいいです」
人間誰しも、
全てのことを許すなんて難しい。
ましてや親のこととなると
各々の家庭で違うから
複雑で一概には言えないし。
人間、許せないものは許せない。
何でもかんでも「許すものですよ」
って言われたところで
ムリなものは無理。
だったら
ゆるせないままでいい。
で、ここからが
肝心なんだけど
許せないということは
「親を許せない自分」
がいるわけです。
でね、
そんな自分を
責めなくてもいいから。
わたしは父親のことは許せないんだよ、
でいい。
それで充分です。
人の心があるからこそ、
今まで苦しんできたのですから。
そういう自分の感情を
そのまま
受け入れてあげることの方が大事。
わたしも父親のことが、
許せませんでした。
今でも許しているかと
問われれば
正直わかりません。
ただ、非情なる憎しみは
うっすらとしかなくなりました。
ようやくです。
それまでは、ずーっと心のどこかに
こんなものがいつもありました。
あんたが働かなかったせいで、
どんなに生活が苦しかったか!
あんたがいろいろやらかすから、
どんなに恥をかいたか!
何で子供が親の尻拭いをするのよ!
子どもの頃から
積もり積もった恨みは
そう簡単には許すことが
できないものでした。
父親もそうなりたくて
なったわけじゃないと、
理屈ではわかっていても、
感情は抑えることが
できませんでした。
今思えばその感情を
無理に閉じ込めなくても
よかったんです。
あるがまま
出してよかったんです。
「親を怨む言葉を口にしてはいけない」
と抑えるから苦しい。
口に出した時は自分を責めた。
親を怨むということさえ、責めた。
感情は湧いてくるから
止めようがない。
でも自分を責めた。
わたしの「妙な頑張り癖」も
父親のようになりたくないから。
それをただ手をこまねいて見ているだけの
母親のようにもなりたくなかった。
とにかく働け! とにかく動け!
それはずーっと
私がわたしにかけている言葉のようで、
実は
父親と母親に
言ってやりたかった言葉だったのです!!
頭の中で
そう自分にけしかけることが減ってきて
楽になったと実感できたのが
50代でした。
長かった。
やっと解放された気持ちです。
でも何もせず
自分を責め続けるよりは、
うんとよかったと
確信をもって言えます。
この「父親を許せない」
これは夫やパートナーとの関係にも
影響してきますが
次に書きますね。
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