新年あけましておめでとうございます。日本母親支援協会の柴田です。本年もよろしくお願い致します。
今日から仕事初めの方が多いのではないでしょうか?柴田も、少しゆっくりとさせて頂きました。
大きな災害もなく、穏やかな年の始まりではなかったでしょうか?暦の上からも多くの人が9連休を取り、帰省や旅行などでリフレッシュ出来たのかもしれませんね。
でも、いつも帰宅が遅く育児を妻に丸投げしている父親としては、我が子の姿を一日中じっくりと見られたことで、驚くほどの成長を遂げている我が子に目を細めたり、あるいは、ここぞとばかりしつけをしようと子供にプレッシャーを掛けたりした父親もいたのではないでしょうか?
いつもはいないパパに甘えたいのに、パパからは叱られてばかりだと、子供は自己肯定感が失われてしまいます。
■正しい叱り方
そこで、今日は正しい“叱り方”というお話しをします。
あなたの可愛いお子様を、時には“叱る”時があると思います。
いえいえ、それは「叱っている」のではなく、感情的に「怒っている」のではないでしょうか?
叱るということは、子供の行動を禁止すべき3つの時です。忘れているのでしたら、僕のテキストの「この育児が…」を読み直して下さいね。
あなたは、お子様をきちんと叱ることができていますか?
“叱る”といっても、ただ感情的に声を荒げるだけでは、しつけの効果が薄いばかりか、いたずらにお子様の心を傷つけるだけです。
「どうして毎日言っているのに、私の言うことを聞いてくれないの?」と、叱ること自体に悩んでしまうことになるのです。
お子様があなたの言うことを聞いてくれないとすると、もしかすると、叱り方に問題があるのかもしれません。
■では、どこに問題があるのでしょうか?
そのいくつかをこれから数回に分けてお話しします。
先ず、最初は、「解りやすく説明していない」ということです。
あなたのお子様が、危険な行動や人に迷惑な行動を毎日繰り返している。その度に、注意しているのに治らない。
それは、お子様が理解できるように説明していないのかも知れません。
お子様の行動の何がどういけないのかを解りやすく説明しないと、いつまで経ってもその行動はなくなりません。
「○○をしてはいけません!」と言うだけでは、どうしていけないのかが理解できません。
もしかしたら、あなたは「子供なんだから、詳しく説明なんかしても無駄」と考えているのかもしれませんね。
昭和のオヤジであれば、星飛雄馬のオヤジのようにいきなりぶん殴ぐるという叱り方をしていましたが、
今、そんなことをすれば通報されてしまいます。もちろん、通報されるだけでなく子供は自暴自棄になってしまうでしょう。
令和になった今でも、そんな叱り方をしている親がいることも事実です。しかし、そんな叱り方をして子供がすぐに行動を反省したのでしょうか?
決して、反省はしていないのです。何がいけないのかがわからないのですから、反省のしようがないのですね。
ただ、その場だけ大人しくする。あなたが怒っているときだけ反省したふりをするんですね。
子供でも、ちゃんと説明すれば理解するのです。
そして、その前に子供の行動は一生懸命頑張っている結果だという認識を持つことが必要です。
子供は、悪いことだと思ってやっているわけではないのです。一生懸命やった結果、たまたま他人に迷惑をかけてしまった、危険な行為になってしまったということを認識するのです。
■それは“失敗という経験”の一つなのです。
それが“失敗という経験”であるということを説明して、その失敗を成功に結びつけるにはどうすればいいのかを説明してあげることが“叱る”ということなのです。
そして、次に大事な事は、正しいことをしたときに、すぐに褒めるということです。
そうすることで、これはいけないこと、これはしてもいいことと記憶していくのです。
“叱る”ということは、大声を出しても効果はありません。ましてや、感情的に怒鳴ってしまっては、子供の心を傷つけるだけです。
なにがいけなかったのかを、冷静に説明してあげることで、子供は学んでいくのです。
叱るときに、すぐに聞き入れてもらえない時に、どうしても感情的になってしまいますよね。
そして、ついつい“脅迫型”で叱ってしまうこともよく見かけます。
例えば…
- 「何度言ったらわかるの!もう、おやつはあげませんよ」
- 「早くしないと、もうどこへも行きませんよ!」
- 「もう、そんなに言うことが聞けないなら、うちの子ではありません!」
いずれも、ママやパパの言うことを聞かないと、ひどい目に遭うという脅迫ですね。
しかし、こうした脅迫型は、百害あって一利なしです。
なぜならば、おやつも、夕食も出さないと言うことはしませんよね。また、他のお家に養子に出すと言うこともしませんよね(^^;)
あなたのお子様は、叱られた時はあまりの恐怖に小さくなっているでしょう。その恐怖で、あなたの言う通りのことをしてくれます。
でも、それは幼い時だけです。
少し成長してくると、あなたの脅迫は言葉だけだと学んできます。それが何度も繰り返されると、「また言っている」と聞き流すようになります。
そうすると、その態度にあなたは、「真面目に親の話を聞きなさい!」と感情を爆発させてしまうのです。
でも、そのあなたの行動は、子供の将来を願っている行動とは、かけ離れていますよね。
ただ単に、あなたの言うことを聞かせようとしか考えていません。親の言うことを素直に聞くような子供に育てることがあなたの目的なのでしょうか?
しつけは、子供に自立を促すためにするものです。
そのためには、信頼関係を築くことが大切なのです。その場限りの脅迫では、信頼関係が崩れてしまいます。
さて、ここまでは叱り方についてお話してきました。あなたの行動を振り返って、思い当たるところはありませんでしたか?
そして、もし、“悪い叱り方”をしていたと感じたら、早速、訂正し“正しい叱り方”を実践するようにしてくださいね。
まあ、叱る事がなければ一番良いのです。叱ることがないようにするには、子供が正しい行動が出来るように根気強く説明することです。
子供は必ず学んでいます。「こうすればどうなる」ということを根気強く教えることです。
そして、少しでも出来たときには褒めることを忘れないことです。10褒めて、どうしても必要な時に3叱るということを忘れないで下さいね。
■叱るより褒めたほうが素直に受け入れる。
あるピアノ教室のHPに、こんなQ&Aが載っていました。
Q:ピアノの上達の秘訣はなんですか?
A:子供は「遊び」の中で生きるために必要な様々な能力を身に付けていくと言われています。
このことは、ピアノにおいても全く同じだと思います。大人でも子供でも、ピアノを弾くことが心から楽しい「遊び」である時、最も自然な形で必要な能力を身に付けていくことができるのです。
それから、まわりにきちんと認めてくれる人がいると上達が早いようです。もちろん、嘘のお世辞では逆効果ですが、人間は褒められると成長するというのは間違いないようです。
褒め上手な先生のほうか、なんでも上達が早いのです。褒められると、やる気が自然に出てきます。
しつけの為だと思って叱る場合も、ただ怒ってばかりだと、子供は素直に聞き入れてくれません。
例えば、あなたのお子様が、お手伝いをしようと食器を片づけていた時に、お茶碗を落としてしまったとします。
その時に、落としたことを叱るだけでは、いつまでも経っても上手にお手伝いは出来ません。
お子様がお茶碗を落としたことは、まだ出来なくて当たり前だと許してあげて下さい。
そして、お手伝いをしようとしたことを褒めてあげて欲しいのです。
あなたのお子様は、落としてしまった時に、きっと「しまった!」と思っています。
その時に落としたことを叱るだけで終わってしまったら、「もうお手伝いは怖いからやらない」とお手伝い自体をしなくなります。
落とした時に、それを褒めることによって、次の時は落とさないようにしようと考えます。
次回の時には、どうすれば落とさないように出来るのかな?と考えます。それが頭を使うと言うことなのです。
そして、上手に運ぶことが出来たら、思いっきり褒めてあげるのです。
そうすると、自信が生まれます。その自信が、次には「もっと上手に運んでみよう」と言う意欲に繋がるのです。
二度目よりも、三度目の方が上手になっていきます。
でも、三度目、四度目になると「もう大丈夫ね」と安心して、褒めなくなるママが多いのです。
せっかく前回よりも頑張ったのに、親が知らんぷりをしているとがっかりして意欲がなくなってしまうのです。
子供の行動を、よーく見て下さい。よーく観察して下さい。必ず、創意工夫が見られるはずです。
お正月にペットのしつけに関するテレビ番組がやっていました。飼い主が「ヨシ」というまで目の前に置かれた美味しそうなペットフードを食べないのが、しつけされた良い犬というような番組でした。
あなたのやっている「しつけ」は、もしかしたらペットの「しつけ」ではないでしょうか?
犬ならば飼い主の言うことをしっかりと聞くようにしつけるのが良い飼い主です。
しかし、子育てのしつけでは親の言うことをしっかりと聞くような育て方では立派な大人に育つことはありません。
「しつけ」とは漢字で書くと「躾」と書きます。身が美しいと書いているのです。これは、他人から見て美しい動作ができるということです。
そのためには自分の行動を自分自身でコントロールすることが必要です。
親に叱られるからやらないというのではなく、他人に迷惑をかけず、信頼出来る人間として評価されるには、どのような動作や考え方が必要なのかということを理解して自分の行動を制御する力が必要です。
幼いときには理解する能力が足りないことも多々あります。しかし、いつかは「そうか、親が言っていたのはこういうことだったのか」とわかるときが必ずきます。
その時のために、ただ叱るのでなく、なぜ正しい行動をしなければいけないのかということを根気強く説明することなのです。
■まとめ
いかがでしたか? あなたは、お子様に立派な大人になってほしいから“叱る”のですよね。
立派な大人になる行動を教えるのでしたら、“叱る”よりも“説明”したほうが受け入れてくれます。
お子様のしつけにお悩みのかたは、是非、参考にして、お子様に、きちんとあなたのメッセージを伝えてくださいね!
今年も少しでも育児の悩み解消に役立つような様々な育児情報を発信していきます。本年もよろしくお願い致します。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。




