こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、高価なおもちゃよりも素朴なおもちゃの方が赤ちゃんの脳力は伸びるというお話です。
赤ちゃんは生後6ヶ月を過ぎた頃から、言葉と知能の発達だけでなく、社会性の発達にも極めて重要な時期に入ります。
生後6ヶ月を過ぎると寝返りができて、おすわりも出来るようになる頃です。おすわりが出来ると両手を使った遊びもできるようになります。
寝ているときにもママがおもちゃを与えると両手で持って舐め舐めしていましたが、今度は自分の意思でおもちゃを取る事ができるようになります。
手というのは脳と直接つながっています。手は突き出た脳と言われる所以です。
カナダの脳神経外科医であるペンフィールドが作成したホムンクルスの人形を見るとその事がよくわかります。
この人形は、大脳皮質と体の部位との対応関係を調べて作ったものです。大きいほど脳への刺激が大きいということを現しています。
この人形を見てみると、手が一番大きくなっています。そして、次が口と舌です。
赤ちゃんは手を使ってお口に運び、舐めたり噛んだりします。そういう行為によって、その物質の情報を収集しているのです。
生後6ヶ月を過ぎると、おすわりが出来、ハイハイが出来、つかまり立ちも出来るようになります。赤ちゃんの運動能力は格段の進歩を見せ始めるのです。
そして、おもちゃに対する好奇心も一段と増す時期に入ります。だからといって高価なおもちゃを買う必要はありません。
安全なものなら、家庭内にある日用品で十分です。プラスチックのお玉やボウルを与えると喜んで「研究」を始めます。
遊び方が決まっていないおもちゃを与えることで、赤ちゃんは自由にイメージして、いろいろな遊びができるようになるのです。
おもちゃといえば、ママやパパが買ってきたものや、それぞれのじぃじやばぁばが、買ったくれたものが溢れかえっているのではないでしょうか?
アッ、図星ですか?(^^;)そんなママには、ちょっと耳の痛い話かもしれませんね。
おもちゃを与えられすぎた子供は、性格が散漫になり勝ちです。一つのことに集中できず、移り気で、飽きっぽい性格になり勝ちです。
また、高級な完成されたおもちゃには、創造力を発揮できる余地がない為、赤ちゃんの脳の発達には繋がりにくいのです。
高価なおもちゃよりも、素朴なおもちゃの方が赤ちゃんの「脳力」を伸ばすことが出来るのです
プレゼントされて、まだ使っていない高価なおもちゃがあるのなら、ネットオークションで売ってしまいましょう^ ^;
では、どんなおもちゃがいいのでしょうか?
それは、身近なおもちゃで充分です。身近なおもちゃで、赤ちゃんの「脳力」を伸ばしてあげましょう。
★創造力を伸ばすおもちゃ(遊び)
●ねじ込み式の蓋付きボトル:スクリューキャップとも言いますが、蓋付きのボトルが空いたら捨てないでおもちゃに変えましょう。ただそのまま赤ちゃんに与えるのです。しばらく研究した後、ママが蓋をねじって開けるところを見せて下さい。そして、また赤ちゃんに与えましょう。一生懸命ボトルの蓋を開けようと研究が始まりますよ。ペットボトルの蓋は誤飲の危険性がありますので、口径の大きなものを選んで下さい。
●おもちゃ箱:おもちゃ箱そのものが、赤ちゃんの「創造力」を伸ばします。箱から出したり、入れたり、手と指を使うことで「脳」の発達に繋がります。
●ペットボトル:ペットボトルもおもちゃになります。飲み終わったペットボトルのなかにビーズなどの小さなものをいくつか入れて蓋を締めて蓋が外れないようにテープで巻いて下さい。音が鳴るおもちゃになります。赤ちゃんは不思議そうにそのペットボトルを振るでしょう。
★予期するというの「脳力」を育てるおもちゃ(遊び)
赤ちゃんの脳の中で「自分がこうすると、これがこうなる」という、行動の結果を予想する「脳力」が発達します。
●イナイイナイバー:最初は、ママが自分の顔を手で隠して行いますが、次には赤ちゃんの顔を粗い目のガーゼで隠してみて下さい。そして「イナイイナイ」と言って、そのガーゼを「バー」と言って取ります。それが出来たら、今度は赤ちゃんの顔にかぶせたまま少しの間待ちます。赤ちゃんが自分でそのガーゼを取った時に、「バー」と言ってあげましょう。
●どっちの手?:手のひらに入るくらいの小さなモノを、ママが握って赤ちゃんに「どっち?」と言って、どちらの手にあるかを当てさせましょう。
●ハンカチゲーム:どっちの手?と同じですね。赤ちゃんに、小さなモノをみせて、それをハンカチの下に隠すのです。それを赤ちゃんが探し出すというゲームです。
参考:以上の3つに共通するのは脳の発達です。赤ちゃんはモノが(見えなくなる)ことと(なくなること)の区別はつきません。見えなくなったものは、全て(消えた)と思っています。しかし、脳が発達すると、“見えなくなっても隠れているだけで、そこにある”ということがわかるようになるのです。一時的に物事を覚えておく「短期記憶」という能力が育ってくるからです。
●キャッチボール:赤ちゃんに向かってボールを転がします。それを赤ちゃんが手に取ったら「ちょうだい」と声を掛けます。初めのうちは、ママがやったことをみてコロコロと転がしてくるでしょう。慣れてくれば、今度は、ボールを投げることを教えていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介したおもちゃ(遊び)は、ほんの一例です。クリスマスが目の前に迫っています。おもちゃ売り場に行けばカラフルなおもちゃや人気のキャラクターをデザインした高価なおもちゃが山積みになっています。
はっきり言って、0歳の赤ちゃんには不向きなおもちゃばかりです。
赤ちゃんは身の回りにあるものに好奇心を示していましたが、自分ではどうすることも出来なかったのです。でも、おすわりが出来、ハイハイが出来るようになると今まで触りたかった身の回りのものが触れるようになったのです。
自分で自分の好奇心を満たすことが出来るようになったのです。「あれはなんだ?」「これはなんだ?」と手当たり次第に触りまくるでしょう。それこそ、この時期には最適のおもちゃなのです。
100均ショップ顔負けの0円おもちゃを利用して赤ちゃんの「脳力」を伸ばしてあげてくださいね。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。


